LEE'S ブログ
根管治療に関する記事を中心に、専門的ながら大切なことを治療例をまじえて、一般の方にもわかりやすく解説しています。ありきたりな内容ではなく、欧米の論文を精読した内容をベースに信頼性のある有用な情報を発信するよう努めています。(*記事の元になっている引用文献を記載しています)
追記:多くのブログ記事の執筆当時からだいぶ時間が経過しております。最新の研究をもとにした現在の見解や治療のトレンドなどをアップデートできておりませんので、記事によっては当時の見解から変化している場合もあります。(2022.12.28)
皆様こんにちは!李です。
4月ももう終わりですね。
毎年この時期にアメリカ歯内療法学会の年に一度の一番大きな学会が開かれます。
私は2年前のボストン、1年前のハワイと、ずっと参加しており、今年も参加してきます。
(過去の学会の様子はブログでご覧いただけます。カテゴリーの学会報告のところをクリックしてみてくださいね)
今回はワシントンD.C.で開催されます。学会の様子はまたブログで報告していきますので、楽しみにしていてください
アメリカでは必ずステーキを食べに行きます。
アメリカに行くと必ず太ってかえってくるので、事前に備えて今週から毎朝ジョギングをしています
患者様には毎年ご迷惑をおかけしますが、… 続きを読む
皆様こんにちは!李です。
桜の季節があっという間に過ぎ、4月ももう半分終わってしまいました。
今日は雨ですが、ここのところ毎日お天気が良くて本当に気持ちのよい季節です。
公園で一日過ごしたいなあ〜などと、考えてしまいます
さて、前回の続きです。
シリーズでお話しています『はじめての根管治療で失敗する5つの原因』(SUNDQVIST et al. Endodontic Topics 2003 から引用)、毎度復習になりますが、
虫歯が進行していても、歯髄をとらないほどひどい痛み(歯髄炎)の段階でも、まだ細菌は根の中に蔓延していないことが多いです。
では、なぜもともと細菌が蔓延していない根管内に細菌が入ってしまい、根管治療が失敗してしまうのでしょうか?… 続きを読む
こんにちは!李です。
LEE`S DENTAL CLINIC 4周年に、お祝いのお言葉、お花など本当にありがとうございました
とても嬉しく、今後のやる気がますますアップしました。
ブログも診療も頑張ります
さて、シリーズでお話しています『はじめての根管治療で失敗する5つの原因』(SUNDQVIST et al. Endodontic Topics 2003 から引用)
本日は3回目となります。
復習になりますが、
虫歯が進行していても、歯髄をとらないほどひどい痛み(歯髄炎)の段階でも、まだ細菌は根の中に蔓延していないことが多いです。
では、なぜもともと細菌が蔓延していない根管内に細菌が入ってしまい、根管治療が失敗してしまうのでしょうか?… 続きを読む
前回から『はじめての根管治療で失敗する5つの原因』(SUNDQVIST et al. Endodontic Topics 2003 から引用)をご説明しております。
復習になりますが、
虫歯が進行していても、歯髄をとらないほどひどい痛み(歯髄炎)の段階でも、まだ細菌は根の中に蔓延していないことが多いです。
では、なぜもともと細菌が蔓延していない根管内に細菌が入ってしまい、根管治療が失敗してしまうのでしょうか?
5つの原因は以下の通りです。
原因① 無菌的治療がなされていない
原因② アクセスキャビティーが適切でない
原因③ 根管の見落としがある
原因④ 機械的拡大が不適切
原因⑤ 修復物からの漏洩… 続きを読む
さて、今日は根管治療にまつわるお話にまた戻ろうと思います。『はじめての根管治療で失敗する原因』についてお届けします、
根管治療の話題もいろいろ書いてきているので、だいぶネタに悩むようになってきております
何を書こうかなと悩んだ時はとりあえず論文を読むことにしています。今回は歯の根の病気(根尖性歯周炎)の原因である細菌について、の論文を何本か読みました。細菌学な視点だとわかりにくいので、患者様にわかりやすく治療の視点で書いてみようと思います。
ホームページの『根管治療』のところにも明記してありますが、
根尖性歯周炎の原因はほぼ細菌です。
このことはKakehashi… 続きを読む