LEE'S ブログ

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根管治療に関する記事を中心に、専門的ながら大切なことを治療例をまじえて、一般の方にもわかりやすく解説しています。ありきたりな内容ではなく、欧米の論文を精読した内容をベースに信頼性のある有用な情報を発信するよう努めています。(*記事の元になっている引用文献を記載しています)疑問に思ったことは徹底的にリサーチします。学会参加報告記や、お知らせ、プライベートのくだらないお話もごくたまに、綴っております。

根管治療専門医

『根管治療専門医』『根管治療専門歯科』、『マイクロスコープを使った精密根管治療』などなど、今インターネットで検索をするとものすごい数の歯科医院のホームページがヒットしてきます。

私が2010年に根管治療を専門としたクリニックを立ち上げたいと思い開業した頃とだいぶ状況が違います。当時は根管治療専門医、マイクロスコープ、ラバーダム、など患者様にもそれほど知れ渡っていませんでしたし、根管治療専門で自由診療でおこなうクリニックは珍しい部類でした。

今は都心ですとある程度はラバーダムを使用し、マイクロスコープを使用した根管治療をおこなう歯科医院が増えてきています。

これは患者様にとって、とても良いことです。一昔前までは保険診療がメインでの根管治療で、ラバーダムを使用することはほとんどありませんでしたから。

患者様にも、歯科医の間でも根管治療の際にはラバーダムを使用した方がいいという認識が浸透してきているので、医療の質が向上してきている、ということです。

そのような状況の現在の日本で、根管治療専門医とはどういうことなのか? 根管治療専門医の治療と一般の歯科医が根管治療の時にマイクロスコープとラバーダムを使用して根管治療をおこなうこと、そのレベルや内容は同じことなのか?

もし同じだったら根管治療専門医でわざわざ治療しなくてもいいのではないか?と思われる方も多いと思います。

今日は根管治療専門医とは何が違うのかをテーマに考えてみたいと思います。

 

根管治療専門医の日本での位置付けは?

 

『根管治療専門医』といっても日本ではアメリカやカナダのように根管治療専門医の制度というのはありません。アメリカでは専門医制度というものがあり根管治療専門医になるためには

専門医になるための大学院に入学し2〜3年、研鑽をつまなければなりません。

根管治療専門医になるための米国の大学院を卒業した根管治療専門医は現在日本では数名しかいないのです。

この大学院に入学するのも狭き門です。各大学の受け入れ人数は少ないと4名くらいから、多くて20数名となっており、もちろん入学のためのテストがあります。

誰でも入れるものではありません。

専門医教育に興味のある方こちらをご覧ください。

http://www.aae.org/education/advanced-specialty-programs-in-endodontics/advanced-specialty-education-programs-in-endodontics.aspx

 

根管治療専門医のための大学院ではどういった研鑽をつむかというと、講義や、膨大な数な論文を読みこなし、歯内療法(根管治療の学問的な名前です)領域のいろいろな考え方を徹底的に学びます。

病気の原因、病気がなおるメカニズム、細菌のことなど、治療をする上で最も大切な原理原則とも言える概念を学び、さらに治療の成功率、失敗の原因なども学びます。治療のテクニック的な側面や、どういった器具をどういう時に使うのか、殺菌や根管充填の薬剤に対する考え方も学びます。論文や講義以外では患者さんの治療をおこない、学生指導も行うようです。プログラムによっては論文を発表し、修士号(Masterof Science)を取得する場合もあります。大学院を卒業してはじめて根管治療専門医となるのです。

こういった勉強から、根管治療専門医は使う薬剤ひとつとっても、どんな種類の薬剤をどのくらいの濃度で使うのか、どう言う時にどういう器具を使うのか等、治療の各ステップで全て明確な理由がありますし、いつも同じものを使用するのでなく症例によって、使い分けたりもします。

なぜ、私がこういった内容を知っているかと言うと、それは私が所属する根管治療専門医のためのスタディーグループ Penn Endo Study Club in Japan (PESCJ)のおかげです。

このスタディークラブには米国の根管治療の大学院を卒業した根管治療専門医が4名いらっしゃいます。

スタディーグループ主催(私たちメンバーの師匠です)の石井宏先生は米国の歯内療法科を卒業した日本での第一号の先生です

石井宏先生が主宰するこのスタディーグループでは、日本でも米国の根管治療専門医と同じレベルの考え方と知識、治療スキルがある根管治療を専門とできる歯科医を育てる目的で、石井先生が米国ペンシルバニア大学大学院で学んだ内容を1年間に凝縮したかなりハードなプログラムを実践していらっしゃいます。米国ペンシルバニア大学歯内療法科とのコラボレーションプログラムで、卒業月には実際に米国ペンシルバニア大学歯内療法科に行き、口頭試問、実習などをおこない認定試験を受けるのです。少人数制で1年に8名しか入ることができず、応募人数が毎年多いため、面接で治療に対する志や学問に対する真摯な姿勢を問われ合格した8名のみが学ぶことができます。プログラムがハードなため、せっかく入学したものの、途中で脱落してしまう先生もいるくらいです。

このプログラムのおかげで私たちPESCJメンバーは米国の根管治療の専門医教育の内容を日本にいながら学べて、治療で実践できています。

PESCJメンバーはコチラ。

http://www.pescj.org/member.html

PESCJメンバーの師である石井宏先生は、日本の根管治療のレベルの低さを変えたいという思いから、歯科医に向けての教育を多く実践していらっしゃいます。

私が卒業した専門医養成向けのプログラム以外に、一般の歯科医の先生に向けたベーシックなセミナーを全国各地でおこなっていらっしゃいます。また、石井宏先生以外のPESCJのインストラクターの先生方、メンバーの先生方も講演会やセミナーで、根管治療のベーシックな概念を一般の先生方に向け発信していらっしゃいます。

冒頭で述べた、一般の歯科医院でもラバーダムをおこなう医院が多くなったというのは、こういったセミナーを受けた先生方の根管治療に対する意識が向上したのではないかと思います。

日本の歯科医医療のレベルアップへの貢献度はとても高いと思います。

スタディーグループの話で少し脱線してしまいましたが、根管治療専門医は、上述のように深く学問を勉強していることから、治療の背景にある専門知識が豊富であること、治療に対して確固たる哲学、信念があることが特徴であると言えると思います。

 

根管治療専門医がおこなう治療と一般の歯科医がラバーダムやマイクロスコープを使った治療はどう違うか?

 

結果に違いがあるかというと、ある場合もあれば無い場合もある、と言えます。

ラバーダムを使った場合と使わない場合も同じです。ラバーダムを使用することで根管治療の時に細菌が根の中に侵入することをかなり防ぐことができるので、使わないも根管治療よりも使う根管治療の方がはるかに良いのは確実ですが、

では、ラバーダムなしで過去に根管治療を受けたか人はみんな失敗しているかというと、そうではありません。

そもそも人の体には免疫力というものもありますし、ラバーダム使用の有無、マイクロスコープの使用の有無だけが成功にかかわる要因ではありません。

一般の歯科医院でラバーダムなしでの根管治療でうまくいっているケースもあれば、一般歯科医院でラバーダムとマイクロスコープを使用してうまくいくケース、根管治療専門医のもとで治療してうまくいくケース、結果だけで言えば差がない場合もあります。

けれども、もちろんそうでない場合もあります。ですので、どちらがベターなのか、といえば、もちろん根管に中に細菌が入らないようにするためのラバーダムを使った方が良いですし、汚染や根管を見落とさないようマイクロスコープを使った方がより良いのはいうまでもありません。

では、根管治療専門医の治療は何がちがうのでしょう?

それは患者様がどこまでの治療の質を求めているのか、によると思います。

歯内療法領域について深く学んでいる根管治療専門医は、病気の原因である細菌排除に対する認識が強いです。細菌が根の中に流入しないためにはあらゆることをおこないます。

ラバーダムを使用することは細菌排除のためにおこなうべきことのうちのかなり大切なものの一つです。それ以外にも細菌排除のために行ったほうが良いと言われるものは全ておこなっています。(一般の歯科医院との大きな違いは無菌的な治療環境の徹底だと思います。治療器具ひとつひとつの徹底した滅菌管理です。これは手間も時間もコストもかかるため、なかなか保険診療をおこなっている歯科医院での実践は難しいと思います

例えば、リーズデンタルクリニックでは一般の歯科医院でラバーダム防湿、マイクロスコープを使用した根管治療を受けたけど治らないという患者さまも多くいらっしゃいますが、治らない理由が他にあることが多いです。

実際に歯をみてみると、詰め物の下に虫歯が残っていた(そもそも古い詰め物を外さずに根管治療をおこなっていた:写真①)、コアの治療がうまくいかず隙間があり唾液が流入していた(写真②③)、見落とした根管があった(写真④⑤)、ひびが見落とされいた、そもそも診断が間違っていた、などなど問題が見つかります。また使用している器具薬剤に問題がありそうと思われるケースにも遭遇します。

 

写真①:コアが歯に一部残ったまま根管治療がされていたケース

根管治療専門医の治療の特徴

 

写真②③:一見問題なさそうなレジンコア、剥がしてみると隙間があり唾液の流入ルートとなっていた

根管治療専門医と一般の根管治療の違い根管治療専門医では治療のミスが少ない

 

写真④⑤:見落とされていた4番目の根管

根管治療専門医は根管を見落とさない根管治療専門医が見つけた新しい根管

 

こういったことが無い場合には一般の歯科医院での治療でもうまくいく場合が多いとおもいます。けれども、それは事前にわからないことなので運にまかせるようになってしまいます。

 

どのように根管治療の歯科医院を選べばいいのか?

歯のために最善の方法で治療したい場合は根管治療専門医を受診されることをお勧めします。

費用をなるべくかけたくない場合には、まずは比較的安価な一般の歯科医院での治療を受けてみて、うまくいかなかったら根管治療専門医の治療を受ける、というのもひとつの方法です。

けれども、一度失敗した根管治療は最初の治療よりも成功率が低くなりますし、再治療を繰り返すたびに少しづつ歯が削られて失われていくというマイナス面も考えられます。

 

納得できる詳しい説明や疑問に対して答えられるのは根管治療専門医

当院にいらっしゃる患者様は、なぜ治らないのか、何が原因で治らないのか、疑問と不安でいっぱいになっていらっしゃることが多いです。

その疑問に明確に答えられることだけでも不安の多くは取り除かれます。

前医の説明で、根が石灰化しているから治らない、開かないから治らない、飛び出しているから治らない、などいろいろ説明を受けていていることが多く、その多くは誤解が多いです。

また、MTAを使ったから治る、ファイバーコアの方が歯が強くなる、そういった誤解もお話を聞いているとよく出会います。

もちろん、そういった方法が適している症例もありますが、どんな歯にもそれがいいというわけではありません。

一般の歯科医の先生方も、根管治療に対して誤った認識を持っている場合もあります。

原因がわからない時にもなぜわからないのか、原因を探るためにどういったことが必要なのか、を提案できるのも根管治療専門医ならではです。

何が原因でなおらないのか、問題は何なのか、その問題は根管治療専門医の治療で改善できるのか?そういったことをしっかりと説明できる知識のベースがあるのが根管治療専門医だと思います。

なぜなら、歯内療法領域について深く学んでいるからです。そして他の医院で治らなかったような難症例を多く治療しています。

そして治療の引き出しもたくさん持っているのも根管治療専門医です。

専門医の根管治療で治らなかった場合、マイクロスコープを使った歯根端切除術、再植術での歯の保存は、トレーニングを積んだ根管治療専門医でないとおこなうことが難しいですし、抜歯という選択肢も明確な根拠のもとでご提案することが可能です。

 

より良い結果をだすために、細菌排除のためにできる限りのことをおこなうのが根管治療専門医です

 

 

 

 

コアの治療とは?〜歯の余命にもかかわる重要な治療〜

こんにちは、李です。

前回に続き、根管治療と密接に関係しているコアの治療についてのお話しをしていきます。

前回もお話しましたが、コアの治療は慎重におこなわないと歯の余命にもかかわる非常に重要な治療なのです

なぜ、歯の余命にかかわるのか?

今日はそのことに焦点を当ててお話していきます。

 

コアの治療では、ポストを併用する場合もありますし、コアとポストが一体型になったものもあります。

ポストとは、コアが外れにくいように、根管の中に差し込む形で維持をもとめる部分です。

 

下の写真左はコアだけが入っている根管治療歯です。写真右はコアとポストのタイプです。

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下の写真では、根管治療を行った場合にコアに置き換わる部分が青い点線部で、点線部はすでにコア&ポストが入っている状態です。

どちらが歯がたくさん削られて、少なくなっているか一目瞭然だと思います。

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下の写真は前歯用のメタルコア&ポストです、だいぶ太い部類のものです。青い矢印の部分がポストで根管に差し込みます。

**リーズデンタルクリニックではメタルコア&ポストの治療はおこないません。その理由は前回のブログをお読みください。

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ポストは、太すぎる場合、多くの歯で歯根破折(根のひび割れの大きな原因になることが多いです)のリスクを高めます。

なぜなら、太いポストを根管に差し込むためには、根管の歯の部分を削る必要があるからです。

必要最小限であれば良いのですが、不必要に太く長いポストも多くみかけます。当然その分歯が削られ薄くなります。

 

太いポストの例

下の写真は右側は太いポストが入っているため、左側の歯に比べて、歯が薄くなってしまっています(→部分で比較すると半分以下の薄さです)

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ものすごく長く太いメタルポストが入ってしまっている歯。

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ポストはなんのためにいれるのでしょうか?

歯の上部がない場合、ポスト(下の写真の青→部)を根管に差し込まないとコアの部分(下の写真の赤→部)を維持できません。

コアの上からクラウンを被せるのですが、ポストで歯の内部に支えがないとクラウンもコアもすぐ外れてしまいます。

 

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なので、ポストが確実に必要な症例とは歯の上部がない歯です。

たとえば、こういう状態の歯です

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では、下の二本の前歯はどうでしょう。両方ともこれから根管治療をおこなう歯です。

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は歯の上部がなく、支えが必要なためにポストが必要です。

は歯の上部がたっぷりありますのでポストの支えは必要ありません。

もしもの歯にポストを入れようとしたら、無意味に余分に歯を削り、歯の強度弱めることになるのです。

 

患者様の中にはファイバーポストを入れたほうが歯が強くなると思っている方がたまにいらっしゃいます。

もちろん、の歯のように必要な歯にはファイバーポストをいれたほうが良いです。

けれどものようにそもそもポスト自体が必要ないような歯に、歯を削ってまでファイバーポストを入れるメリットはありません

必要以上に歯を削るというデメリットがあるだけです

 

同じ前歯の根管治療歯でも歯の状況によってこれほどの違いがあります。

日々治療を行う中で、歯が薄すぎるためにひび割れになり助けることができない歯に多く遭遇します。

健康な歯の質の部分をいかに失わないようにするかは、歯の余命にとってとても大切なことです。

コアの治療をおこなう歯科医はこういったことを考えながら治療をしないといけないと思います。

根管治療の専門医は歯の保存という観点から、歯を削り過ぎないようにとても配慮をした治療をおこないます。

それはコアの治療だけでなく、最初の根管治療の時にもいかに歯を余分に削らずにおこなうか、コアを外す際にも、ちょっとでも健康な歯を削らないように細心の注意を払って治療をしているのです。

 

繰り返しますが、コアの治療は歯の余命にかかわる本当に重要な治療なのです

 

 

コアの治療とは?レジンコアを直接法でおこなう意義

今日は根管治療と密接に関係しているコアの治療についてのお話しをしていきます。

根管治療がなされる歯にはコアの治療が必要ですし、再根管治療の場合は根管治療に入る前にコアの除去が必要です。

あまり注目されることがないコアの治療ですが、慎重におこなわないと歯の余命にもかかわる非常重要な治療なのです

そんなコアの治療について、数回に分けてお話ししていこうと思います。

そもそもコアってなんだ?という方もいらっしゃると思うので、今日はコアの種類や方法についてのお話をしていきます。

そして後半では根管治療専門医がレジンコアの直接法を選ぶ理由についてのお話をしていきます。

 

コアの治療ってどんな治療?

コアとは、根管治療をおこなった後の歯に必要な処置です。

根管治療が行われた歯は、根管の入り口までの歯の内部が削られてしまっていて無くなっていますので、その部分を補うための処置です。

 

下の写真は神経が死んで細菌感染を起こしているため、根管治療が必要と診断された歯のレントゲン写真です。

根管に到達するためには、青い点線部を削らないといけません。削らないと根管治療ができないということです。

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上の歯の根管治療後、削って歯がなくなってしまった部分がコアの素材で置き換わった状態です。

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コアの材料の種類

コア材には主に、金属、セメント、レジンの3種類があります。

左から、セメントコア、金属のメタルコア、レジンコア

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コア治療の方法

直接法と間接法があり、直接法はお口の中でそのままコア剤を充填する方法で、間接法は型取りをおこなって、コアを外注し、後日装着する方法です。

根管治療専門医の観点からはレジンコアを直接法でおこないます。

 

その理由は

無菌的な治療環境で殺菌した根管内をすみやかに密封することで、お口の中の細菌が根管に流入することを防ぎたいからです。

間接法の場合、根管治療後は仮蓋をして帰宅してもらいます。そして後日型取りです。

仮蓋の期間が長ければ長いほど、密封度が悪くなり、隙間からお口の中の細菌が流入すると考えられています。

また、型取りの際にはラバーダムはかけられませんので、根管内に細菌感染がおこるチャンスとなります。

型取り後にうがいなどおこなうと、さらに唾液が流入しやすくなるでしょう。

もちろん、このように間接法の型取りでコア治療をおこなったからといって、すべての歯に病気ができるわけではないですし、

コアの治療は一般の歯科医院では間接法で行われることも多いです。

根管治療専門医は、根管内に細菌を流入させないということを、第一の命題として死守する種類の歯科医なのです。

そのことを第一の目的として治療法を選択すると、直接法が一番良い方法になります。

そして、直接法でできるコアの素材はセメントコアからレジンコアになります。

ここでは歯との接着性がある材料の方を選択します。

歯と接着しているため、唾液からの細菌流入がおこりにくいからです。

接着に関しては、ここでご説明するには壮大なテーマすぎて、全部がお話出来ません。

接着はきちんとした操作でおこなわないと、失敗することも多くテクニックセンシティブと言われています。

要はやり方が悪いと失敗しやすいということです。

きちんとした接着操作をおこなってこそ、レジンコアの長所が生きます。

きちんとやろうとすると、時間もかかり、必要な器具も増えます。時間的コスト、材料的コストを考えると敬遠される方法なのかもしれません 

 

以下、直接法のレジンコア治療のステップをご説明し今日の記事を締めたいと思います。

 

直接法でのレジンコア治療

根管充填直後、根管充填で使うお薬で歯の表面がベタベタしています。このままだとレジンコアの接着がうまくいきません

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接着阻害になるような歯の表面にこびりついたものを綺麗に剥がし終わったところ、このようにしないと、直接法のレジンコアはうまくくっつきません

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接着処理後、レジンコア剤を充填したところ

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根管治療で歯にひびがあり、歯を残せないケース

 こんにちは。毎日梅雨のじめじめで蒸し暑いですね

 

さて前前回のブログでは、歯にひびがあっても、歯を残せる場合のひびについてご説明しました。

おさらいになりますが、残せる場合のひびは、歯の上の部分にあるひびです。

今日は歯を残すことができないケース、つまり歯に根の部分にあるひびについて、ご説明していきます。

 

歯を残すことができない、歯の根のひび

 

下の写真のの部分を見てくだい。

この写真は過去に根管治療を行っていて歯に金属のポストが挿入されていれ、クラウンが被っていた歯です。

根管治療を行う前に、クラウン、ポストをはずすと、歯の上部の部分がほとんどなく、歯の根っこしかない状態した。

ひびの染め出しをすると、縦に青い筋が見えるでしょうか?

これが歯の根っこのひびです。

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根に深くひびがある場合は根管治療をして歯を残すことができません。

抜歯をして、根っこの表面を染め出してみると

根っこを取り巻くようにひびがあります。

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繰り返しになりますが、歯の構造は大きく分けて歯の頭の部分(歯冠:歯肉より上の部分、お口の中に並んでいるいわゆる歯です)と歯の根っこ(歯根:歯肉より下の部分、歯肉に埋まっているので、通常は目でみえません)から成り立っています。

 

下のレントゲン写真で、赤線部分が歯の頭(歯冠)、青線部分が歯の根っこ(歯根)です。

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上でご紹介したケースは、このレントゲン写真で歯の根っこの部分(青線部)です

 

下の写真も同じく歯の根っこのひび(緑→:進行してひび割れになり、さわると揺れるほどになっています)です。

 

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最初のケースと同じように、この歯も過去に根管治療をしていて、クラウンが被っていました。歯の上の部分が全くありません。

歯の根の部分に入るひびは、根管治療をした歯で、歯の上の部分(歯冠部)が少なく、太い金属のポストが入っていることが多いです。

歯の量がとても少なくなってしまっているのです

そして噛み合わせの力が強くかかっていることも、とても多いです。

 

治療の段階ではひびがなくても、歯が少なく薄い場合は将来ひびが発生してしまうリスクが高くなります。

特に再根管治療の場合は、根管治療を行う前の処置でご自分の歯が、どういう状態か(歯がどれくらい少ないか、薄いかなど)をしっかりご説明しておりますので、

あまり薄い場合は、ひびが無くても将来的に長持ちできないという判断から抜歯をおこなうというのも一つの選択肢であると考えています。

歯の状況を把握した上で、患者様とお話をして決めていくようにしています。

 

歯の根のひびでも、浅い場合は歯を残せる場合も

歯の根のひびでも、浅い場合(歯肉より、2,3mm下くらいまでの位置)は削り取ってしまうことができるので、根管治療をおこない歯を保存することができます。

けれども、ひびが深く歯の根っこの方まで進んでいる場合は、

ひびをとると、歯の根が一部なくなりますので、歯そのものの構造が破壊されてしまいます。

ですので、歯の根の深い位置に発生しているひびは保存することができないのです。

 

歯を抜きたくないからといって、ひびを残したまま根管治療をしても病気は治りません

なぜなら、ひびが細菌の通り道になるため、根管治療で根の中を殺菌しても、ひびから常に細菌が流入してしまいます。

 

 

歯をのこせるかどうか、根管治療ができるかどうか、はひびの位置や深さによる、ということがわかっていただけたでしょうか?

レントゲン検査やCTの検査でひびの存在や位置の確認を100%正確におこなうことはできません。

多くの場合は、確認するための治療が必要となります。

日本橋はお祭りです

こんにちは。李です。

昨日、今日、明日、と日本橋はお祭りです。

昨日の夕方、通りがさわがしく、窓を開けて見てみるとお神輿が通っていました。

写真を撮りに行ってみました。

何のお祭りなのか調べてみると、どやら山王祭というお祭りのようです。

 

詳しくはこちら

http://www.28kai.jp/festival/sannou.html

 

お神輿を担いで移動中の日本橋の皆さん

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日本橋高島屋の入り口でも、わっしょい、わしょいとやっていました。

 

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表から見たところ、なかなか楽しい雰囲気が漂っていました

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youtube 動画もありました。

 

 

今日も診療中に、外からピーヒャラ、ドンドン、とお祭り気分が盛り上がる音が

大音量で聞こえてきます

どうやら明日の日曜日が本番のようです。

もっと賑やかになりそうです

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根管治療、自由診療専門歯科医院
リーズデンタルクリニック

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