マイクロスコープを使用する歯根端切除術と肉眼での歯根端切除術の違い〜その2〜

2016.05.17 | 根管治療, 歯根端切除術 |

こんにちは、李です。

前回に続き、マイクロスコープを使用しておこなう歯根端切除術について解説をしていきます。

マイクロスコープを使用した歯根端切除術では、病気の原因である感染源のチェックを必ず行うこと、

そして、そのことが肉眼でおこなう歯根端切除術との大きな違いであり、成功率の差につながっていることを前回の記事でお話しさせていただきました。

 

マイクロスコープを使用した歯根端切除術は、マイクロスコープや専用の特殊な器具を使います。また手術のためのトレーニングをある程度積まないと行うことができません。

また、アシスタントの動きも非常に重要です。歯科医もアシスタントもしっかりトレーニングを積んだ上で行わないと、手術がうまくいきません。

前回は根の切断面の観察のところまでお話ししましたので、今日はその続きを解説いたします。

 

切断した根の断面を染め出しながら感染源の確認をおこないます

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根管治療で詰めたゴム素材の充填材を取り除きます(逆根管形成)。専用の超音波の器具でおこないながら、感染源が残っている場合は一緒に取り除きますます。

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逆根管形成が終わったあとも染め出しをおこない、青く染まる部分が(感染源)のこっていないか、念入りに確認します。

 

 

 

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逆根管形成をした穴に、MTAセメントを詰めます。

 

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MTAセメントが開発される前は、別のお薬が使用されていました。MTAセメントは封鎖性がよい(簡単な言葉で言うと傷口の密閉度が高い)、生体親和性が高い(簡単な言葉で言うと、接する細胞と仲良くできる)ため、

こういった歯根端切除術や、パーフォレーションリペア(根の中にあいた穴の修復)などに非常に適しているお薬です。ですので、現在マイクロスコープを使用した歯根端切除術では通常、MTAセメントやその次の世代のバイオセラミック系のお薬が使用されることがほとんどです。

 

さて、以上がマイクロスコープを使用した歯根端切除術のおおまかな流れです。全てマイクロスコープを使用し、拡大した視野でおこないます。

何度も繰り返しますが、マイクロスコープを使用することで、感染源が残っていないかを何度も入念に確認します。

感染源が残っていると治らないので、この確認はとても大切なのです。

けれども肉眼での手術ではこれが難しいのです。

 

リーズデンタルクリニックで歯根端切除術を受けた患者様は口を揃えてスッキリした!とおっしゃいます。

手術と聞くと怖いので、最初はみなさんやろうかどうしようかを迷っていらっしゃいますが、実際に手術を受けてみると思ったほど大変ではなかったし、

本当にスッキリして、以前感じていた重い感じや、ドクドクと拍動する感じが全くなくなったと言っていただけるのがまた嬉しいところです

手術を受けるか迷っていらっしゃる方は、どうぞご相談ください