その1 歯内療法専門の自由診療の歯科医院です

日本では珍しい歯内療法専門歯科医院です。一般歯科の治療は行わず、日本の健康保険を使った治療は行っていません。

歯内療法(英名:Endodontics) とは、歯の根(根管), 歯の神経(歯髄) の病気を扱う分野ですです。神経を保存する治療、神経を取り除く治療(初回根管治療)から過去の治療のやり直しの治療(再根管治療)、外科的治療(歯根端切除術)や難しい歯根吸収の治療などさまざまな症例に対応します。

一般歯科の主治医の先生から治療のご依頼を受けたり、歯の痛みの原因がわからない、一般歯科医院での治療がうまくいかず、症状が改善しない、長引く治療で終わりが見えない、などのお悩みの患者様が多く来院されます。

その2 病気の診断や治療は欧米の歯内療法学会のガイドラインや科学的エビデンスをベースとしています

イギリスKing’s College London の歯内療法科大学院を卒業、欧米の歯内療法専門医と同等の治療を実践しています。

治療は欧米の歯内療法学会のガイドラインや科学的エビデンスをベースに現在最良とされる方法を取り入れ、高い成功率の治療を行います。

コラム1 ~日本の一般歯科と歯内療法専門歯科医院の違い~

日本の一般歯科と歯内療法専門歯科医院の違いは、保険か自費診療か、マイクロスコープを使用しているか、ラバーダムを行っているかいないか、という点がわかりやすい違いだと思いますが、それだけではありません。

欧米の専門医の治療では、治療プロトコル(治療の流れ、歯や根管の削り方、削る量、度合い、治療する器具や薬剤の濃度、作用させる時間など)や治療方針にある程度の一貫性があり、専門医であれば基本的にはスタンダードからかけ離れた治療を提供することはないと言えます。これは欧米では国が制定する専門医制度があり、専門医になるためには専門医になるための特別プログラムや大学院を卒業し認定される必要があります。教育内容は、欧米の歯内療法学会のガイドラインや科学的エビデンスがベースになっており、大学ごとの細かい違いはあれど、治療のコアの部分には一貫性があります。

一方、日本には欧米のような専門医制度はなく、治療方針のガイドラインなども欧米ほど確立されておらず(または存在しない)、したがって治療方針の根拠が偏っていたり、経験則のみに裏付けられる我流の治療になりやすいのが現状です。ですので、治療の成功やその後の歯の寿命が治療を行った主治医の先生の治療プロトコルに大きく左右されてしまします。さらには、欧米の専門医のスタンダードと比べてだいぶ変わった治療方法が当たり前のように行われていることも少なくありません。それが正しければいいのですが、概ねエビデンスに乏しく、どこのガイドラインでも推奨されていない治療法だったりします(ひび割れの根っこの再接着の治療や、ドックベストセメントを使用した治療などがその例です)。

欧米の歯内療法専門医は歯内療法領域の治療しか行わず、一般歯科医の先生から難しい治療を依頼される立場になります。日本ではこういった制度がないことから一般歯科での治療が難しかったりうまくいかない場合でも専門医に依頼することは一般的でなく、治療回数だけが長引き、最悪は抜歯という結末に行きつことも少なくありません

その3 成功率が高く、かつ歯を弱めない、寿命を縮めない治療を実践

当院院長は根の治療をした歯に起こりやすい歯根破折のリスクに関する臨床研究を行っており、2023年に執筆論文が歯内療法領域で最も権威あるジャーナルの一つJouranl of Endodontics に掲載されました。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37660764/

このことから、治療の成功率(病気が治る率)のみでなく、治療した歯の生存率(その歯がその後どれくらい長くもつか、歯の寿命)についても考慮しており、自身の研究結果らから、歯根破折のリスクファクターを極力排除し、歯をの寿命を縮めない、歯を削りすぎない治療を実践しています。また、病気のある歯は根管治療終了後、経過観察を行い治ったかどうかを確認するアフターフォローをしっかり行なっております。

コラム2 ~歯根破折(根のひび割れ)の頻度は日本は諸外国に比べ2~3倍多い~

歯を失う原因のうちの一つ歯根破折(根のひび割れ)は根管治療を行った歯に多く見られます。根管治療をした歯が虫歯や歯周病に罹患しなかった場合、行き着く先は歯根破折と言っても過言ではありません。歯根破折の起こりやすい歯は奥歯と小臼歯ですが、繰り返す根管治療や、歯の根っこ(根管)が薄くなりすぎることで歯根破折の発症を早めることがが研究から立証されています。したがって最初の治療で失敗させない、削りすぎないことが歯のその後の寿命を大きく左右します。再治療の歯の場合、過去受けた治療で既に歯根がダメージを受けて耐久性が損なわれているのです。残念ながら根管治療では歯を丈夫にして寿命を伸ばすことはできないのです。

日本の一般歯科では、技術的な問題、時間の問題、保険診療の治療費用の問題から適切な治療が難しく、低い成功率のため、治療の失敗から後に再治療が必要になることが多く、厚生労働省の統計のページからも初回根管治療の数よりも再治療の保険請求が多いことから、初回治療より多く再治療が行われていることが窺われます。

再治療になると更なる治療で歯根が薄くなり、ストレスがかかり歯の耐久性を弱め将来の根のひび割れリスクが高くなることがわかっています。

また初回根管治療でも、治療費が安価なため、治療に時間を長くかけられない、効率的に早く治療を行うため(見やすく、器具を届きやすくするため)、歯が削られすぎてしまう、などの弊害もあります。日本における歯根破折の頻度は諸外国に比べ高い数字が報告されているのもこういった弊害よるものと思われます。

初めての根管治療を失敗させない、歯を削りすぎないことが歯の寿命のために非常に大切なのです。

その4 長時間の集中治療でほとんどの場合、1回で治療が終了

豊富な専門知識、経験に裏付けられた確かな技術と、専門医院ならではの治療環境のため、高い成功率はもちろんのこと、ほとんどの場合は1回(歯の状態によってはまたは2回)で治療が終了する集中治療を行なっており、何度も通院することはありません。そのため、一日2,3名様の治療を上限としています。

日本の一般歯科では、技術的な問題、時間の問題、治療費用の問題から適切な治療が難しく、治療に回数がかかる、痛みが改善せず治療がなかなか終わらない、というお悩みも多いです。

その5 開院以来14年の実績があり治療例が多い(年間300 例以上)

珍しい病態や難しいケースにも対応可能です。また、これまでの経験から、過去の治療でかなり薄くなっている歯の場合には、どれだけ歯が長持ちできるか、などの長期的な見通しのお話もしております。治療の費用対効果が悪くなる場合、抜歯を勧めることもあります。高額な治療費をかけて治療し、痛みや腫れが改善しても、歯の耐久性の問題で、2、3年で割れてしまうこともあります。

その6 安心できる医療を提供します

当院の治療は、完全個室のプライベート空間で行われます。全ての処置を院長が行い、安全、確実、効率的な治療のため、治療介助のアシスタントが常時1〜2名ついております。

当院の治療は集中して行う手術のようなイメージです。そのため一日2,3名の患者様の治療を上限としています。

『説明がなされずに治療をされた、どんな治療をされたかわからない』ということが決して無いように、当日の治療内容をカメラで撮影し治療後にご説明します。ご自分の歯がどんな状態で、どういう治療がなされたのかをご理解頂き、安心していただけます。

その7 快適、リラックスのための工夫

歯科医院は一般的にはとても嫌なイメージのところですが、長時間の治療でも不安なく、快適に受けていただけるよう努めております。無痛治療はもちろんですが、寝ご心地の良いテンピュールの診療マットや、アロマの香りをふんだんに取り入れております。また、柔らかい風合いの膝掛けや、抱き枕も用意しており、治療中に抱いていることで安心される方が多くいらっしゃいます。完全個室でのマンツーマンでの治療となり、お話しやすい雰囲気です。

その8 アフターフォローの徹底

根管治療終了後は経過観察を行い、病気の治癒判定を行っていきます。根管治療に反応せず、治癒しない歯に関しては、その後どういった治療法があるのか、それぞれの選択肢とメリットデメリットをお話しし、患者様にとって一番良い方法を相談しながら決めていきます。

その9 ご予約とキャンセルについて

当院では長時間の集中治療をご提供しており、お一人の患者様の治療のために医師と2名の診療アシスタントを確保しています。そのためご予約の変更、またはキャンセルにはキャンセル料金が発生いたします。

また、予約時間にはなるべく遅れないようお願い申し上げます。
時間に遅れてしまった場合、その日予定していた治療が行えない場合は当日キャンセル扱いとなります。
ご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

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歯内療法専門歯科医院
リーズデンタルクリニック

東京都中央区日本橋3-8-10 島崎ビル2階
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