LEE'S ブログ

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根管治療に関する記事を中心に、専門的ながら大切なことを治療例をまじえて、一般の方にもわかりやすく解説しています。ありきたりな内容ではなく、欧米の論文を精読した内容をベースに信頼性のある有用な情報を発信するよう努めています。(*記事の元になっている引用文献を記載しています)疑問に思ったことは徹底的にリサーチします。学会参加報告記や、お知らせ、プライベートのくだらないお話もごくたまに、綴っております。

●根管治療、レントゲン検査でのポイント②黒い陰と、歯のひび、穴について

こんにちは!!李です。
最近暑いですねちょうどよい心地よい季節が終わり、恐怖の夏がやってくると思うと…
真夏は夜も暑いので、屋外でジョギングは無理かもしれません。冬以上に厳しそうです
しょうがないので、ジムに入る事を検討中です。

さて、前回に引き続き、『レントゲン撮影で何をみているか?』というテーマを今回もお話していきます。
前回は、歯の厚みについてお話しました。今回は患者様でもご存知の方が多い思われる、レントゲンでうつる黒い陰についてです。歯医者さんに検診等で行きレントゲンを撮ると、黒い陰が写っています、などと、説明をうけたことがある方も多いのではないでしょうか?
とくに、根管治療でお悩みの場合には、根の先に黒い陰があるかないか(根尖病変)?は重要なポイントになります。
ただ、根の先の黒い陰ばかりに、注目していては、いけません。
根尖病変の黒い陰は、とても目立ちますのでだいたい誰がみても一目瞭然です。
たとえばこちらのレントゲン写真をみてください。患者様は、歯肉が腫れている、というお悩みをお持ちです。
→(赤い矢印)の部分が根の病気(根尖病変)の黒い陰です。このレントゲン写真、これ以外にも黒い陰がありますよね(青丸○)に注目してください。

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このレントゲンだけを見ると、①歯の厚みはそこまで薄くなっていない、②根の先に黒い陰がある、そして③歯のまたの部分にも黒い陰がある、という風に見て行きます。歯のまたの部分の黒い陰は歯周病の疑いもありますし、歯が割れている、ひびが入っている、穴があいている可能性もありえます。
このレントゲンだけでは正確に判断出来ません。レントゲンと、歯肉が腫れているという症状だけをきくと、根尖病変で腫れているのか、歯周病で腫れているのか、歯が割れて腫れているのか、わからないのです。
さらなる情報として、局所的に深い歯周ポケットがあると、ひびの可能性が高くなり、広くて深い歯周ポケットだと、歯周病の可能性が高くなります。それとは別に根尖性歯周炎もあるので、こういった歯には複数に問題点があることになります。こういった場合は、患者様のお悩みの腫れている原因をきちんと特定しないと、適切な治療法を選択出来ません。
このように、レントゲンでなんでもわかる、というわけではないことがわかっていただけると思います。

では、どうするか?
実際に、クラウン、コアをはずしてみます。
クラウン、コアをはずして歯の状態を再度診査します。
ここでもわからない場合は、1回目の根管治療をおこない、マイクロスコープで根の中をチェックします。
そうしてはじめてひびがみつかる場合もあります。
歯の検査で原因がわからない場合は、治療を段階的にすすめ、途中で原因がわかることも多いのです。

下の写真は上のレントゲンのクラウン、コアをはずしたものです。染め出すと、くっきりとひびのラインが!!

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そこの部分は歯周ポケットも局所的に深いです。(麻酔をしないと痛くてはかれない場合があり、これも見落としやすいポイントですし、クラウンが入っていると正確に測れない場合もあります)
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このようなひびが入っている歯は、残す事ができませんので、治療法は抜歯となります。
抜歯を行わない限り、いくら根管治療をおこなっても、ひびからの最近をブロックすることはできませんので、お悩みの歯ぐきの腫れはなおりません。
患者さまのお悩みをお聞ききし、検査をし、検査結果から考えられる疑いが複数ある場合は、それらを検証してから治療を行なうことが大切なのです

以下、もうひとつのケースをご紹介します。
患者さまのお悩みは、疲れたときの違和感、咬んだときの違和感です。他の歯科医院で根管治療に問題があるのでは、と指摘されたそうです。

レントゲン写真です。根管治療にも問題がありそうですが、(青い矢印)の部分には黒い陰があります。歯のまたの部分の歯の質も非常に薄いです。
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クラウン、コアをはずしたところです。分かりにくいのですが、部分に穴があいております。
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このようにレントゲンでうつる黒い陰には、根尖病変以外に注目するべきところがいろいろあります。
そして、レントゲンだけで得られる情報では、その歯が抱える問題を100%明らかにすることはできません。
レントゲンである程度の予測をたてて、最終的には、はずして目で確認しなければならないことも多いのです

●根管治療、レントゲン検査でのポイント①歯の厚み

こんにちは。李です。
ゴールデンウィークはいかがでしたか?
リーズデンタルクリニックは学会のため長期にお休みしましたので、連休中は祝日も診療していました
連休後半はお天気がとても良かったですね診療しながら、お天気が良くてなんて散歩日和なんだろう!と思い、お昼休みにちょっと外をうろうろ歩いてみたりしました
最近、毎日さわやかで本当に気持ちがよいですよね

さて、今日からまた歯のお話をしようと思います。
根管治療のお悩みで来院される患者様には、初回の検査でレントゲン撮影をおこないます。
角度を変えて数枚撮らせていただきます。
このレントゲン撮影で何をみているか?
といのを今回のブログのテーマとし、数回にわけてお話しようと思います。
おそらく、患者様もご存知の方が多いと思いますが、もちろん、根管治療でお悩みの歯の根っこに黒い陰があるかないか(根尖病変)?も重要なポイントです。
また、感染を疑わせる虫歯の陰、または被せものとのスキマがあるかないか?、また、以前おこなった根管治療の質(根管充填がスカスカだったり、根管の拡大が不十分で、神経の残骸や汚染が残っていそうかどうか?、あとは、未処置に根管があるかないか?などを見ています。
レントゲンで得られる情報量はとても多いのです。

それ以外で重要なのは歯の厚み、です。とくに何度も根管治療を繰り返しているような歯は、歯が薄くなってしまっています。

下のレントゲン写真を見てみてください。青い→が薄い部分、赤い→が歯の質がしっかりしている部分です。これくらい薄いと、根管治療している途中で歯に穴があいてしまいそうです

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これを見るのはとても重要なポイントなのです。
なぜなら、根管治療をして、上記の感染に関しては改善可能で、根尖性歯周炎をなおすことも可能です(100%ではないですが)。とにかく根管治療で細菌を減らす事はできます。

でも、歯の薄さはなおりませんし、感染、汚染が激しい程、その汚染を取り除くとさらに歯は薄くなってしまいます。
根管治療で、病気は治ったとしても、歯が薄くて将来的に歯が割れる、ひびがはいるなどのリスクが高いようでしたら、せっかく治療した歯も長持ちしないということです。
こういったことを事前にお話しなくてはなりません。

もちろん、それでもダメになるまではご自分の歯を残したい、という方は根管治療を希望されますし、
寿命の短い歯に投資するなら、抜いてインプラント治療を選択したい、という方もいらっしゃいます。
歯に対する価値観は人それぞれなので、ご本人にとってベストな選択ができるよう、情報を提供できるようにこころがけて、日々の診療をおこなっております

たまに、お電話やメールのみで、歯を残せますか?根管治療でなおせますか?というお問い合わせをいただきますが、
個々の状況を把握しないで、正確なことを申し上げる事ができないのです。上記のように、歯の予後にはいろいろな要因が絡み合っているので、病気を直す事と、その歯が長く安定して使えるかどうかは、別問題の場合もあります。

ですので、ぜひとも歯の診査とカウンセリングをお受けになることをおすすめします

アメリカ歯内療法学会/AAE2013 in Hawaii②グルメ編

こんにちは!昨日、今日と良いお天気ですね
連休はいかがお過ごしでしょうか?
私は学会で長く休んだため、祝日も診療をしております

さて、今日は学会報告PART2として、グルメ編をお送りしようと思います。

ハワイでは、絶対食べたいと思っていたのがパンケーキとステーキでした。
到着した二日目の朝ご飯(もちろんジョギング後)に、ハワイ通の鳥取のK先生に教えていただいた日本未上陸のパンケーキのお店, The original pancake house に行ってきました。
ここのお店、オムレツなどの朝食メニューを頼むと、パンケーキかライスを選べるのです
私はほうれん草とチーズのオムレツと、セットのパンケーキを頼みましたが、それでこんなに大きいサイズのものがついてくるんです!!
もちもちしていてとっても美味しかったですが、ただでさえオムレツも大きいのでとてもじゃないけれども、食べきれませんでした!
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これは普通の一番ベーシックなパンケーキでしたが、他の先生が頼んでいたチョコチップパンケーキもとても美味しかったです
パンケーキって、なぜか無性に食べたくなって、たまに家でもつくります。クリームチーズをいれたりするのが私のおすすめです

さて、次の日は学会のregistrationです。事前に申し込みをしているので、名札と、学会資料とノート、バッグ等を受け取りました。今年のバッグはエコバッグ風で日本に帰ってからも役立ちそうです。
そして、学会会場の、業者さんたちの展示ブースにやってきたら、マイクロスコープの有名メーカーZEISSのブースでは、こんなハワイらしい可愛いドリンクを配っていましたココナッツ風味のピニャコラーダみたいなフローズンドリンクです。もちろんノンアルコールですよ

遊び心がありますよね〜。
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この日の夜はPESCJ3期生のディナーでした。前回のブログでお話したように、8人中6人という高い参加率、1年間厳しいプログラムをともに頑張った仲間の絆は強いです
事前に日本から予約して行ったアラモアナショッピングセンターのニーマンマーカス内にあるレストラン『マリポサ』のテラス席で、サンセットの時間帯からディナーです。眺めがよくて静かなので、このレストランはお気に入りです。

http://www.neimanmarcushawaii.com/restaurant.aspx
残念ながら、雲でサンセットはみれませんでしたが、楽しいひとときを過ごしました

3期ディナーの様子
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次の日の夜はPenn大のDr. KImのパーティーとディナーに招待していただき、みんなで楽しい夜を過ごしました。
そして飲み過ぎましたこの日は写真をとるのをわすれてしまいました。

次の日、ハワイにきているPESCJの1期〜4期の先生とインストラクターの先生、17名でウルフギャングステーキハウスでディナーを楽しみました。念願のステーキ!!

すっごく美味しかったです
これで2人前、とても量が多いのです!!
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今回PART2はグルメ編でまとめてみましたが、こうやって書いてるとほとんど遊んでるみたいな印象になってしまいますねでも、これは夜のディナータイムの話で、日中はまじめに学会参加しておりますので!
決して遊びにいってるわけではありません

今回のPART1,PART2のハワイ学会報告は楽しんでいただけましたでしょうか?
5月からはまたしばらくまじめな歯の話に戻ろうと思いますので、ご興味ある方はまた見にいらしてくださいね

最後におまけで、ホテルからの綺麗な海の写真です。この景色をみているだけでも、かなりリラックスできます
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日本に帰る日の早朝の景色、とっても綺麗です
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アメリカ歯内療法学会AAE2013 in Hawaii報告①

皆様こんにちは。李です。
本日ハワイから日本に帰ってきました。
ハワイの日差しが強すぎて、日焼け止めでガードしていたにもかかわらず、だいぶ日焼けしてしまったようです
忘れないうちに早速ブログにハワイの学会&滞在報告を書いていこうと思います。

まず到着した最初の二日間は曇り、雨で残念なお天気でしたがその後は毎日快晴でした
曇っていても、雨が降っていてもジョギングに行ってきました。
滞在したホテル近くのアラモアナビーチパークで主にジョギングをしていました。

到着した日は曇り&雨
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早朝のアラモアナビーチパーク、とっても気持ち良かったです6時くらいでも、走っている人、ウォーキングしている人、芝生でヨガや太極拳をやっている人たちがたくさんいました。健康的な生活、うらやましいですね。
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これくらい日が昇ると、暑くて走るのがきつくなります。でも走り終わったらそのまま海に入れるので、とても気持ちよいです
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ほぼ毎日、朝はジョギングをしてから学会にいきました。
早起きして走って、シャワーをあびてからの学会は、時差ぼけもあり、何度か眠気に教われることも
学会会場はこのような感じです。
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今回の学会は、ハワイで開催されたせいかアメリカ本土からの先生は去年のボストンほど多くなかったように思いました。学会の内容も朝から夕方までぎっしりというわけでなく、午前中がメインでした。
今回聴いた中では、初日のPenn大のKim先生、クラッチマン先生の歯内療法外科のレクチャーが一番満員でした。
後は、本を読んだり、論文を読んだ事がある先生のレクチャーと興味のあるテーマのレクチャーを選んで聴きました。
PESCJ3期生は、8人中6人と高い参加率でした。皆さん去年のbostonでのAAE参加の時よりレクチャーの内容がよくわかると言っていました。この1年で読んでいる論文数も増え、それぞれの興味のあるテーマに関して掘り下げて勉強し理解が深まっているので、レベルアップしているんだなあ、と感じました
そして去年は固まって行動してましたが、今回はそれぞれ好きなレクチャーを勝手に見に行き、ランチタイムに落ち合うようなスタイルでしたので、時間帯が重なっていて聴けなかったレクチャーのことも話あったりできました。

この日のirrigationのレクチャーは、われらがリーダーY先生の得意分野です。私はY先生とともに聴いていました。
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それ以外では今個人的に興味のある歯根吸収のレクチャーと、持っている教科書『Problem solving in Endodontics』の著者Gutmann先生のレクチャーを聴きました。
Gutmann先生のレクチャーは原点回帰のような内容で、一番大切な本質の部分を再確認しました。最先端の派手なトピックについつい盛り上がりがちな世の中ですが、一番大切な事を忘れてはいけないよ、と特に若い先生達に言いたい、とおっしゃっていました。スライドに、ディズニーアニメや動物の写真などを使ってとってもお茶目な感じでした。
個人的には一番印象にのこったレクチャーでした

今日はここまでとして、PART2〜グルメ編〜に続きま〜す!

米国歯内療法学会に行ってきます!

こんにちは!李です。
前回の3周年のブログのおかげか、大勢の方にお祝いのコメントをいただきました。
ありがとうございました

クリニックをスタートした当初は今の状況が想像もつきませんでした。
5周年の時もいい意味で想像がつかないような状況になっているように、頑張りたいと思いま〜す

さて、明日4/15(月)から4/22(月)までハワイでの米国歯内療法学会に参加するために休診となります。
患者様にはご迷惑をおかけします。

昨年はボストンで開催され、そのときの様子はブログでも紹介しました。
ご興味あるかたはこちらをご覧下さい。

http://leesdentalclinic.blog55.fc2.com/blog-entry-70.html

昨年は日本からの先生はあまり見かけませんでしたが、今年は学会がハワイで開催されるので、日本からも多くの歯科医の先生方が参加されるようです。
ハワイとなると近いしなじみがあるので、皆さん楽しみにされていることでしょう。
私も去年とはちがって、学会の合間に何をしようかな〜、などといろいろ考えています。

まず最初にしたいことは、
海をみながらの早朝ジョギングです。
そして、朝食でパンケーキを食べにいくこと、
それからサンセットをみながらのディーナー、
地元の生ビールを飲みながらFried Calamari(イカをあげたやつ、これがうんまいんですをつまむこと。これです。(これは去年Bostonで食べたやつ)
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それから、アメリカならではのステーキを食べること。
ハレクラニホテルのコナコーヒーを買って帰ってくること、
などなどです。
これだけ読んでると、何しにハワイにいくんだ!!っと突っ込まれてしまいそうですが、もちろんメインは学会参加、朝から夕方まできっちり参加し、お目当てのレクチャーをしっかり聞いて参ります
また、去年と同じく業者さんの展示ブースでお役立ち器具をみつけてきたいとも思っております。

ここのところ、忙しいひびが続き仕事一色の生活でしたので、ハワイでは学会の合間にほんの少しだけ、ゆったり時間を楽しもうかと考えています。
今日の夜旅立ちます。

帰りましたら学会報告のブログをお楽しみに〜

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