LEE'S ブログ

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根管治療に関する記事を中心に、専門的ながら大切なことを治療例をまじえて、一般の方にもわかりやすく解説しています。ありきたりな内容ではなく、欧米の論文を精読した内容をベースに信頼性のある有用な情報を発信するよう努めています。(*記事の元になっている引用文献を記載しています)疑問に思ったことは徹底的にリサーチします。学会参加報告記や、お知らせ、プライベートのくだらないお話もごくたまに、綴っております。

歯の変色 PART3 /それぞれの治療法、解決法

こんにちわ。李です。
今日は良いお天気で気持ちいいですね!でももうすぐ梅雨入り、それが終わるといよいよ夏です

さて、ついに変色シリーズの最終回になりました。

PART3は『歯の変色、着色それぞれの解決法、治療法』についてです。
PART2は変色の原因、メカニズムについてでしたので難しい内容になってしまいました。
今回は治療法ということで、症例のBefore→Afterがメインです。
そんなに難しくないと思います

①外側からの変色/歯の表面についた着色汚れ

Before

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After
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これは歯の表面のステインと歯石を超音波の専用の機械と、ポリッシングペースト専用ブラシ、カップなどを使って研磨しています。そして研磨後エナメル質の表面を補修するOral care社のリナメルというエナメル質補修のペーストを時間をかけて歯の表面に浸透させています。
このことによって、研磨後に着色がつきにくくなってくれます。
この患者様はよくみると着色がまだ残っているのですが、もともとがだいぶ汚れていたのでお時間の関係上ここで終了しています。あまりにも着色汚れが多い場合は着色汚れの除去だけで時間を使い切ってしまうのでその後のリナメルでのケアができません。患者さまのお口のなかの着色度合いはそれぞれなので、限られた時間内で着色除去もリナメルでのトリートメントケアもしっかりおこなえるように時間配分を考えておこなっていきます。

②テトラサイクリン変色歯の改善法
残念ながらホワイトニングで、均一なきれいな白さを手に入れることはできません。
この縞模様はそのまま残り、トーンが明るくなるだけです。
なので、本当に白い歯にというご希望の場合は歯を削るという犠牲を払ってのセラミックの治療になります。
実際に、変色が気になるという理由で削ってセラミックにしてしまっている方も多いです。
変色が気にならなければ、そのまま何もしなくて良いと思います。

こちらの患者様は気にしていらっしゃらないので、ホワイトニングもおこなっていません。
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③-1神経が死んでしまって歯が黒ずんでいる難しい症例です。
Before
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クラウンをはずしたところ
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同じように神経が死んでしまって根管治療がなされている歯ですが、変色度合いが異なります。
歯肉が変色した歯の色を透過して黒ずんでいますね

After
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この歯の治療は、根管治療からおこないました。金属の土台(メタルポスト)も白いファイバーポストに変えて、セラミック治療をおこなっています。
歯肉の黒ずみは変わらずありますが、セラミックをきれいに歯に合わせることで以前よりもきれいになっています
このようなケースでは歯肉の黒ずみを完全に消すことはできません。難しいです。

③-2神経が死んでしまって歯が黒ずんでいる
Before
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上の①の症例に続き、神経が死んでしまい、根管治療がなされて変色している歯です。こちらの方は①の症例と比べると、歯肉の厚みがあるので、歯の変色の透過がおこりにくいです。
After
P1221691_con
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よく見ると歯肉の部分が黒ずんでいるのがわかりますが、①の症例よりはわかりにくいですよね?
このように歯肉が分厚いと、歯の根の色を透過しにくく審美治療には有利です。

③-3神経が死んでしまって歯が黒ずんでいる
PART1,PART2でもご紹介したケースです。
Before
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過去の治療の不適合、素材の劣化、神経が死んでしまっていることによる歯ぞのもの変色など、いろいろ問題があります。

After
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上の前歯はセラミックで治療をおこなっています。やはり、神経が死んでしまっている歯は、歯肉の部分も黒ずんで見えますが、唇をめくってじっくり見ないとわからないくらいにはなっています。
下の前歯はほぼ無傷でしたので、削ってセラミックにするのではなく、漂白をおこなっています。
変色の度合いが少し明るくなっているのがわかります。これ以上は白くならなかったため、ここで終了にしています。漂白だけでも、このくらいは白くなります

3回にわたってお話させていただいた歯の変色、着色シリーズ、何か参考になるところはありましたでしょうか?
症例提供にご協力いただいた患者様に感謝いたします

ここのところ難しい内容が続きましたので、しばらくはゆるい内容にさせていただきますね。
それでは皆様良い週末を!

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