LEE'S ブログ

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根管治療に関する記事を中心に、専門的ながら大切なことを治療例をまじえて、一般の方にもわかりやすく解説しています。ありきたりな内容ではなく、欧米の論文を精読した内容をベースに信頼性のある有用な情報を発信するよう努めています。(*記事の元になっている引用文献を記載しています)疑問に思ったことは徹底的にリサーチします。学会参加報告記や、お知らせ、プライベートのくだらないお話もごくたまに、綴っております。

接着修復 VS 歯のエナメル質 天然歯を大切に!!

こんにちはあっという間に8月ですね
暑い日が続きますが、皆さま、夏バテは大丈夫ですか?
私は今週前半は夏バテ気味でパワーがでませんでした
年々体も老化で衰えているんだなと感じます
最近は、昔はバカにして、すすめられても飲まなかったサプリメントなども飲むようになりました。
効果があるかどうかはわかりませんが、65歳くらいまでは現役でバリバリ働きたいと思っているので良いと思われることは試してみようと思います。
引っ越しをきっかけに仕事以外の日々の生活、食生活もみなおしています。
今までは仕事に対するウェイトが大きく、日常生活をないがしろにしている感じがありました。
今は日々の基本の生活って本当に大事なんだと実感しています
心身ともにいつまでも健康でいたいものですね。

さて、私の話はどうでもいいとして歯の話になります。
最近私は接着についての論文をたくさん読んでいます。
接着修復は歯科の修復の治療でかなりのウェイトを占めています。
前回までお話していたファイバーコア、レジンコアも接着の治療ですし、
レジン充填、ダイレクトボンディング、セラミックインレーやクラウンをつけるときのセメントもレジンセメントを使用するので接着修復になります。

なんでそんなに接着について勉強しているのかというと、9月に接着についての発表をしないといけないのです。
去年受講していたPenn Endo Study Club in JAPAN http://pescj.org/、卒業したあとも、さらに専門性を追求し研鑽し、発表する場としてAEという勉強会があります。
卒業生は順番にAEで発表することになるのですが、9月が私の番でテーマが接着なのです。
受講中の担当テーマが『根管治療を行った歯の歯冠修復』だったので、その流れで接着になりました。

卒業してからも、過去の受講生は2ヶ月に一回は東京会場に行き、現在がんばっている4期生のプレゼンを聞きに行っています。なんて勉強熱心な人たちの集まりなんでしょうみんなびっくりするほど、根管治療が大好きなんです

接着は年々研究も開発も進んでいるので、古い文献から新しいものまで目を通さないと行けないし、なによりメカニズムと専門用語が難しくて心が折れそうになります

接着の論文を読んでいて、接着の修復は本当にすばらしいものだと思うのですが天然歯にまさる材料は何もないと、ますます思うようになりました。
なんでそう思うのか?

それは、今から歯の組成についてお話していきながら、ご説明しますね

歯の頭の部分(歯ぐきから上の部分/歯冠部)は、外側がエナメル質で内側が象牙質、さらにその内側が歯の神経です。
この模型の写真をご覧ください。
mokei2_convert_20120430161858.jpg

この模型で見ると、外側の白いところがエナメル質、内側の少し黄色い部分が象牙質です。
私のイメージではエナメル質がとても強い鎧の役割をして象牙質と神経を守っているような感じです。

同じ歯でもエナメル質と象牙質は、性質が全然違うのです。
エナメル質は約96%無機質からなっていますが、象牙質は無機質が50%、水分が20%、残りの30%が有機質(おもにタイプ1コラーゲン)という組成になってます。
この数字から言えることは、エナメル質はすごく硬くて水分がほぼないのに対して、象牙質は柔らかくて湿っているということです。
これは虫歯を見るとよくわかります。
エナメル質の虫歯は表面が溶けて(脱灰)そのうちパリンとわれますが、ぜったいぐちゃっとなりません。
でも象牙質の虫歯はぐちゃっとしていたり、やわらかかったりします。
組成の違いで虫歯の質も違います。
さらに象牙質には、象牙細管という細かい管が、神経に向かってつながっています。
虫歯の細菌が一度象牙質に入ってしまうと、象牙細管を通して神経にも影響を及ぼします。
細菌が神経に近づくと、神経が炎症を起こして凍みたりなどの症状がでてきます。

エナメル質が硬い鎧となってガードしているのですが、エナメル質を虫歯にしてしまい、それがすすむと象牙質に到達しちゃいます。そのままにしていても虫歯菌は象牙質からいなくならないので、私たちは歯科医師は虫歯(細菌)を削ってまたは手作業で完全に取り去ります。健康な部分と虫歯の部分は、虫歯の染め出し液で識別したり、硬さでで識別します(虫歯は柔らかいので)。
虫歯を取り去った穴の部分、を新たに外側から細菌が入らないように
唾液の中にも細菌はいっぱいいますからね密封するために修復して行きます。

ここで活躍するのが接着修復です。昔のものにくらべるとはるかに質がよくなっています

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