LEE'S ブログ

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根管治療に関する記事を中心に、専門的ながら大切なことを治療例をまじえて、一般の方にもわかりやすく解説しています。ありきたりな内容ではなく、欧米の論文を精読した内容をベースに信頼性のある有用な情報を発信するよう努めています。(*記事の元になっている引用文献を記載しています)疑問に思ったことは徹底的にリサーチします。学会参加報告記や、お知らせ、プライベートのくだらないお話もごくたまに、綴っております。

クラウンかインレーかどうやって選ぶ?② 虫歯になりにくい方は?

こんにちは。李です。

前回のブログでご紹介した『ぶんぶんキャッツ』、患者様からおもしろい!!かわいい!!とのお声をいただいています。

まだご覧になっていない方も是非見てみてください

http://boonbooncats.blog.so-net.ne.jp/

 

さて、今日は神経が生きている歯の治療方法で、クラウンかインレーかどうやって選ぶ?違いは何か? というテーマの二回目です。

主に奥歯の虫歯治療で、クラウンか、インレーかの治療方法を患者様にご提案すると皆さま悩まれます。前回は強度に関して、割れにくいという観点で長持ちにはどちらがいいかというお話しをいたしました。

 

おさらいとなりますが、再度はじめからご説明します。

 

クラウンかインレーか、どちがあなたの歯の治療に適しているのか?

 

この問いに対して、絶対コレ!!という答えはありません。

(今回は材質については触れませんが、セラミックか金属か、というのも同様です)

なぜなら、どちらがより良いかは患者さまのご要望歯の状態虫歯の位置、大きさ、虫歯を取った後の歯の量、厚み、噛み合わせの状態、歯ぎしりくいしばりの習癖の有無、虫歯のリスクが高いか、セルフケアができているか)によって変わります。

また、定期的なメンテナンスに通院可能かどうか、なども考えます。

患者さまのご要望は

①歯をなるべく削りたくない

②割れない素材で、なるべく長持ちしたい

③その後虫歯になりにくい方が良い

④費用対効果

というものがメインです。

このご要望の中で①と②③④が相反するものなのです

この4つの中で何が最優先かは患者さまそれぞれで違います。

 

と、ここまでは前回と同じことを言っています。

 

今日は③その後虫歯になりにくい方が良い について私の見解をお話ししていこうと思います。

 

その後虫歯になりにくいのはインレー、クラウンどっち?

 

治療が精密治療で、セルフケアができていればどちらの治療でも虫歯になりにくいです。

セルフケアがうまくできていない場合クラウン治療の方が虫歯になりにくいと思います。

 

その理由を虫歯の成り立ちから考えてみましょう

 

虫歯のはじまりは、歯垢の中の虫歯菌の酸で溶け(脱灰)ることです。

一方セラミックや金属は溶けません。

また歯の表面が酸で溶けるとザラザラします。そうするとより歯垢がつきやすくなるという悪循環になります

 

酸で解ける天然の歯、酸で溶けない人工の歯 

 

下の写真は天然歯とセラミッククラウンの比較です

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天然歯、酸で溶けている状態

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酸で溶けないセラミッククラウン

こびりついた歯垢をとると、、、溶けてます(部分)。これが虫歯のはじまりです。

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セラミックは酸で溶け(脱灰)ません。

セラミックのクラウン。酸で溶けない上に、つるつるしているので歯垢もつきにくいです

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いつもこのように歯のまわりに歯垢がついていて、セルフケア指導後もなかなか改善できない患者様の虫歯治療の場合は、インレー治療で今ある虫歯を取り除いても残った歯の部分はまた酸で解けてしまいます

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青部分はセラミックでそれ以外は歯のエナメル質です。このエナメル質の部分はプラークコントロールができていないと、細菌の酸で溶けて虫歯が進行する可能性が有ります。

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下の写真はゴールドの部分的なアンレー治療をおこなっていますが、クリーニングでお越しの際のプラークチェックで歯のまわりにプラークがだいぶ付いていましたので、患者様にお見せして、せっかく治療したのにこの状態ではゴールドで覆われていない部分が虫歯になってしまうとお話しし、セルフケアの改善に取り組んでもらっています。

 

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プラークコントロールができない方の虫歯治療には、クラウン治療の方が虫歯になりにくいと言えますので、クラウン治療をお勧めします。

けれども、クラウン治療にすることで、歯をより多く削ることになります。

歯をなるべく削りたくない方で、プラークコントロールを改善できる、定期的なメンテナンス、クリーニングに通える意思がある方には

インレー治療が合っていると言えます。

 

歯のお手入れを頑張ることで、歯をなるべく削らないインレー治療を選択した患者様の治療例

 

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治療前の状態。歯垢がこびりついていて、このままのお手入れ状況でインレー治療をおこなっても、溶けた部分がいずれ進行することが予測できます。

dsc03860

インレー治療後、 プラークコントロールが改善し、こすっても歯垢はついてません。この状態を維持できれば溶けた部分は進行しませんので安心です。

 

 

 

 

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