●PENN ENDO GLOBAL SYMPOSIUM報告/根管治療ブームについて思うこと

2012.06.01 | 根管治療, Penn Endo |

皆様こんにちわ。李です。
今日は変色のPART3ではなく、シンポジウムの感想と、最近の根管治療ブームについて考えた事についてお話しします、ひとりごとのようなものですが、おつきあいくださいませ
先週の土、日に開催されたPENN ENDO GLOBAL SYMPOSIUMは大盛況で終了しました

金曜日の夜から日曜日の夜まで、私の所属するPENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN http://pescj.org/のメンバーの先生方は、会場近くの西新宿エリアに宿泊していました。
来日した先生方との交流が毎晩あり、刺激的な3日間を過ごしました。

今回は私たちが4月に研修を受けたペンシルバニア大学の歯内療法講座の先生方が来日され、普段日本では聞くことができない素晴らしいレクチャーを聞くことができました

根管治療は近年歯科業界の中でもブームになってきていて、マイクロスコープやラバーダムを使用した自由診療での根管治療をおこなっている歯科医院がどんどん増えてきています。
しかしながら、本当に大切なことは使っている道具、テクニックなどではなく『コンセプト』なんだということを、今回のシンポジウムのレクチャーを聞いていても、改めて考えさせられました。
『コンセプト』とはどういうことか、
診断や治療行為のひとつひとつに裏付けとなる知識があり、その知識の根拠となる論文や考え方を身につけていること、そういったものがあってはじめて専門医といえるのだなあ、と思います。
ぶっちゃけ、歯科医師ならマイクロスコープもお金を出せば買うことができるし、ラバーダムだってやろうと思えばだれでもできます。

私が通っている加圧トレーニングスタジオBODY BASEhttp://www.fitness-innovation.com/の代表 福永さんが以前お話していたのを思い出しました。
加圧トレーニングが流行してきてビジネスになると思うと、加圧トレーニングのスタジオが増えます。
何年もトレーナーのお仕事を追求して、知識を高めるために勉強会に通い研鑽を積んでいるトレーナーのスタジオと、ビジネス目的でトレーニングや体のことをしっかり勉強せずに、資格だけをとってすぐにはじめたスタジオと、お客様は見分けがつかないそうです。ビジネスがいけないとは思いませんが、自分の体のことですしお金と時間をかけてトレーニングをおこなうので、やはり勉強熱心で専門的な知識と経験が豊富なトレーナーのところに行きたいと私は思います。
お客様からすると、加圧トレーニングをおこなう上での環境は整っていますし、ホームページなどでもそれらしい文言が書かれていて、選ぶ時にはまったく見分けられないそうです。

根管治療も同じだと思いました。
内容は保険治療と変わらないような治療で、マイクロスコープとラバーダムを使っているだけで高い治療費をいただくような状況では日本の根管治療のレベルはなかなか上がっていきません。

保険と自由診療の違いなら、患者さんはすぐにわかると思いますが自由診療の根管治療ならどこで受けても同じレベルの治療を受けられるのではないか?
と思われていると思います。

私が所属しているPENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN http://pescj.org/はこの『コンセプト』を徹底的に学びます。
今回のシンポジウムの内容も、どんな道具を使うのか、またどんなテクニックを使うのか、といったものではなく
『コンセプト』です。
そんな内容のシンポジウムに、PENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN のメンバー以外の歯科医の方たち、大学関係者や一般の開業医の先生方も多くいらっしゃっていて、とても嬉しく思いました。
このような歯科医の先生方がたくさんいらっしゃることから、日本の歯科界もまだまだ捨てたもんじゃないな、と思います