LEE'S ブログ

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根管治療に関する記事を中心に、専門的ながら大切なことを治療例をまじえて、一般の方にもわかりやすく解説しています。
ありきたりな内容ではなく、欧米の論文を精読した内容をベースに信頼性のある有用な情報を発信するよう努めています。疑問に思ったことは徹底的にリサーチします。学会参加報告記や、お知らせ、プライベートのくだらないお話もごくたまに、綴っております。

●歯のひび、歯の根が割れる

こんにちは。李です。
今回の大雪はビックリしましたね
雪景色がみたいなと、ずっと思っていたらあんなに降るとは思いませんでした。
雪はきれいで大好きです。でも交通機関の影響を考えるとそうも言ってられませんね。
休日だったのをいいことに、お部屋の窓のカーテンを全開にして、部屋から雪景色を思う存分堪能しました
それにしても寒かったですね〜

さて、2013年2回目のブログとなりますが
本日のテーマは『歯のひび』についてです。
このテーマに関する資料を読む機会がありましたので、今回ご紹介しようと思います。

『歯にひびが入っていて、抜くしかないと言われた』
『根管治療も問題なく、顕微鏡でのぞいても歯にひびはないと言われた、でも痛みがとれない』
『虫歯はないのに、咬んだ時に歯が痛い』
『歯のひびがあると言われたけども、歯は絶対に抜きたくない』

今までLEE’S DENTAL CLINICに来院された患者様はいろんなお悩みを抱えていらっしゃいました。

『ひび』といっても、その状態は様々です。ひびの起る場所(エナメル質の表面なのか、象牙質まで達しているのか、歯の根の方にまで進んでいるのか)や、深さ、そして症状の有無など、いろいろな状態があるのです。

今日はこの『ひび』の種類と、どういうところにできやすいか、『ひび』で歯が痛くなる場合の症状、『ひび』の診査方法、どういう『ひび』だと、歯を保存することができなくて、どういう『ひび』だと歯を助けてあげる事ができるのか、ということについて、アメリカ歯内療法学会(AAE)から発行されている文献を参考にお話していこうと思います。
参考文献:
Cracking the Cracked Tooth Code: Detection and Treatment of Various Longitudinal Tooth Fractures 2008 summer Endodontics: Colleagues for Excellence Published for the Dental Professional Community by theAmerican Association of Endodontists

まずは、ひびができる場所と深さについてです。
歯のエナメル質の表面のひび
これは、誰にでもあります。私にもあります。前歯にも奥歯にもおこります。
毎日食べ物を咬んだり、くいしばりをしたり、歯ぎしりをしたり、歯はお口の中でいろいろなストレスにさられています。一種の加齢現象といえますね。
エナメル質内にひびがとどまっていれば、とくに凍みたり、痛みなどの症状もでないため、そのまま放置しておいても問題ありません。

このひびが深くなり、象牙質まで達すると、症状がでる場合があります。
象牙質はエナメル質とは構造が異なり、歯の神経とつながっているのです(正確には歯の神経にむかって細かい管があり、細菌や刺激がダイレクトに神経に影響を及ぼします)。

歯科用語でいわゆる『Cracked tooth syndrome』とは、硬い物をぎゅっと咬んだ時の、鋭い一過性の痛みが大きな特徴です。凍みるなどそれ以外の症状はなく、普段何もしてないときは何ともないということが多いのです。
『治療して虫歯もきれいに取り除いた、または虫歯のない歯で、凍みたりの症状はないけども咬んだときだけ痛い』
という場合、このCracked tooth syndromeであることが多いのです。
インレーが入っていたるすると、ひびがインレーに隠れてしまい、見つけられないこともあります。
そういった場合は診査のためにインレーをはずすこともあります。
咬む力が多くかかる奥歯(小臼歯、大臼歯)の歯間部(歯と歯が隣り合っている部分)に多く起こります。

ひびが象牙質まで深くすすみ神経まで近づくと、ひび自体が細菌の侵入経路となり、神経の炎症が起こります。
この場合の治療法は、神経に炎症を起こす原因となった深いひびを取り除き、抜髄処置をおこない、クラウンをかぶせて歯を補強してあげる事です。

歯を保存する事ができる、できないという問題がおこるとのは、ひびが根に及んでいるときです。
ひびが根の外表面にあるのか、中にあるのかで発見しやすさが変わります。(根管内/これは顕微鏡で根管を染め出してみると発見できることが多いのですが、ひびがさらに外側まで深くなっている場合はひびを取り除くと歯がなくなってしまうので保存ができなくなります。)
根の外表面にひびがある場合は、発見するのが非常に難しいです。
通常はレントゲンにも写りません。唯一手がかりとなるのは歯周ポケットの深さなのですが、この歯周ポケットの深さ、まず歯周病が原因で歯周ポケットが深いのか、ひびのせいなのか、根の病気(根尖性歯周炎)が原因で深くなる場合もあり、これを鑑別診断するのが難しいのです。
歯周病の場合は、歯周ポケットが歯をとりまく全体的に深いことが多いのですが、根の病気やひびの場合は歯周ポケットは一部だけ、せまい幅で深くなります。これをみつけるのは難しく、歯と歯の間だと、歯周ポケットをはかる器具が入りにくい場合があります。
歯肉を切開してめくると、めくった位置にひびがあれば、すぐにわかりますが、ひびが歯肉をめくってもわかりにくいい位置にある場合はみつけることができません。
結局、根の病気との鑑別にはまずは根管治療をおこなってみて、なおらなかったらひびをうたがうなどの、段階的な治療が必要になります。
手は尽くしたけども、結局だめだった、ということも少なくありません。
抜歯をしてはじめてひびがみつかる場合もあります。

ひびがあきらかに肉眼でも見える場合、どういう場合だったら歯を助ける事が出来て、どういう場合なら抜歯になるのでしょうか?
それはひびが、根の尖端にむけてどこまで進んでいるかによります。
ひびをそのままにしておくと、

2013 明けましておめでとうございます。

皆様 明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。

年末、年始のお休みはいかがでしたか?
昨日、一昨日ととても寒かったですが、風邪はひかれてないでしょうか?
私はジョギングのおかげか、この冬、風邪をひいてません。
お正月から私以外の家族が全員高熱で寝込んでいますので、マスク、手洗い、うがいでかなり警戒をしています。
高熱がでると本当に辛そうなので、皆様も風邪には気をつけてくださいね

LEE’S DENTAL CLINICは今年から月に2回の日曜日診療をはじめることになりました。
土曜日のご予約が混み合ってご迷惑をおかけすることがありましたが、少しでも緩和されると良いなと思います。
月に2回は基本は第1、3日曜日を診療し、翌日月曜日がお休みとなりますが、学会、研修会などで変更になることもあります。
ホームページにその月の日曜診療日を常にのせておきますので、そちらをご参考にされてくださいね。
ということで、2013年は本日より診療を開始しております。

それでは、本年もこのブログを通して、歯のお悩みに対して有用な情報をご提供できるように頑張りますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

●根管治療で一番大切な診査のお話〜歯の痛み・関連痛〜

こんにちは。李です。
ものすごく寒い毎日ですね
クリスマス連休は楽しく過ごされましたでしょうか?
私は実家で家族と過ごし、手作りのローストビーフと、サダハルアオキのクリスマスケーキを堪能しました。

さて、今回でLEE’S DENTAL BLOGは100回目です

こんなに続けることができたことが嬉しいです。
このまま200回、300回と続けることができるように頑張ります

記念すべき100回目のブログの内容、何にしようかずっと考えていましたが
『診査の重要性〜歯の痛み・関連痛〜』についてお話していこうと思います。

先日、半年ほど前に前歯の再根管治療を終えた患者様のM様からご連絡をいただきました。
『李先生、今度は右下奥歯が痛いんです。ここは以前虫歯が深くて治療しました。そのときの先生には次に痛くなったら神経を取らないとだめだ、と言われていたところなんです。神経を取るなら保険の病院でなく、リーズデンタルクリニックでお願いしたいのです。それとは別で右上の奥歯も同じように痛いんです。両方痛い日もあれば、どちらか一方が痛む日もあります。いずれにしても、もうすごく痛い思いをするのは嫌なので、年内に両方神経の治療を終わらせたいのです』
M様は前歯の再根管治療の時に、根尖性歯周炎が急性化し、辛いお痛みを経験されています。
歯の痛みには何度となく悩まされていらっしゃいました。

このお話を聞いて、まず最初に行うことは歯の診査ですが、
一番大切なことは、患者様が痛みを訴えている歯と、痛みの原因となっている歯が一致しているかどうか、を確認することです。
何もしていなくても、ズキズキと痛い、という症状は歯の神経の炎症が深部に達しているサインです。
そういった時には、原因の歯の隣の歯や、反対側の歯(原因の歯が右下だったら、右上など)が痛みを感じることが良くあります。また、どこの歯が痛いかピンポイントで突き止めることができない場合もあるのです。
これを関連痛といいます。レントゲンや歯の診査であきらかに虫歯や、痛みの原因になりそうなサインがない場合にはとくに迷います。
その場合は顎顔面痛(顎の関節や、筋肉、神経が原因で歯に痛みが生じる)の可能性もあり、そちらとの鑑別診断も考えていかなければいけません。

歯の痛みの診査では、こういったことを常に頭に入れておくことが、とても大切なのです。
患者様の訴える痛みの症状だけをたよりに治療をしてしまうと、誤診なってしまい治療の必要のない歯に治療をおこない、さらに原因が解決されてないと痛みがおさまらない、という負のスパイラルにはまってしまいます。

M様のケースでおこなった具体的な歯の診査は、
感じている痛み、症状を再現させて原因歯を探して行きます。つまり、神経の知覚を診査していきます。
歯の表面に冷たい刺激、熱い刺激を作用させます。
このとき、正常な歯からはじめていき、正常な反応とくらべていきます。
正常な反応とは、冷たい刺激が歯に当たった時に、一瞬感じ、その後すぐおさまるのです。
M様の右下奥歯は冷たい刺激に対しては極度に痛みが増大し、痛みがズキズキと持続しています。
これは歯の神経の炎症が重傷であることのサインです。
M様のケースではご自身で痛みを訴えていらした右下の歯と診査の結果は一致しました。
けれども、右上の歯は一致しませんでした。痛いと感じている歯は冷たい刺激の診査では正常の反応でした。

その他の診査には、視診、レントゲンの検査、歯周ポケットの検査、打診、触診、電気刺激を与える診査などがあります。
歯の状態によって、全ておこなうとは限りませんが、これらの診査結果から総合的に判断して原因歯の特定と診断をおこなうのです。
診断ができてはじめて治療法を選択できるので、関連痛が強く診断がくだせない場合は、何もしないという選択肢が一番賢明です。

このようにして、M様の歯の診査をおこない、右下の奥歯は非可逆性の歯髄炎と診断しました。
そしてそれに対する治療は抜髄(神経を取る)です。
そして同じような痛みを訴え、神経を抜いて欲しいとおっしゃっていた右上の奥歯の神経の反応は正常な反応でした。
右上奥歯の診断名は正常歯髄です。治療は何も行わないことです。
関連痛は原因となる歯を治療すればおさまりますので、右下の奥歯の神経の治療を行ってからは右上の歯の痛みはぴたりととまりました。

今回は実際の患者さまのお悩みのエピソードを交えて、歯の痛みの診査についてお話しました。
少し難しかったでしょうか?
多くの歯科医院では患者さまの痛みの訴えと、レントゲン検査で治療着手してしまうことが多いように思います。それだけでも問題がないことは多いのですが、中にはこのような事例もあります。
もしも、原因歯が違う歯だったら?ということを常に考えて、もう1、2つの検査を付け加えることでより正確な診断をくだすことができるのです。
患者様の訴えていらっしゃる悩みを解決できるかどうか、を考える時に原因の特定は一番重要です。

100回目のブログ(そして今年最後)に選んだのは歯科医にとって原点に還る基本中の基本の診査のお話にしました。
年明け101回目のブログの内容は何にしようかな?と考えながら2012年最後のブログを終わりにします。

2013年もLEE’S DENTAL CLINIC & BLOGをよろしくお願いいたします
皆様、良いお年をお迎えください!

極寒の中、窓掃除おこないました

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ムータンと過ごした1週間

こんにちは。李です。気がついたら年末までほぼ2週間ですね。
今年もあっという間でした。皆様にとって2012年はどんな1年でしたでしょうか?
私にとっては、厄年なだけあっていろいろな転機が訪れた年でした。
転機が訪れて、通り過ぎるまではいろいろ辛いこともありましたが、今はとっても元気です
それにしても今日は本当に寒いですね

さて、このブログも来年の2月でまる2年続いたことになります。
はじめた頃は、まさか自分がこんなに長くブログというものを継続できるとは思っていませんでした(マメな性格ではないので)。
でもブログを書いていると、いろいろ調べたりと自分も勉強になることも多く、ありがたいことにコメントをいただいたり、患者様からブログ見ましたよ、なんて言って頂くと嬉しくなり、こんなに続いたんだなあと思います。
次回は記念すべき100回目になりますので、何か有用な情報を発信できればと、今内容を考え中です。

今日はまたプライベートのお話で申し訳ないのですが、以前このブログで紹介した実家のミニチュアシュナウザーのムータンを1週間預かったので、ムータンのお話をさせていただきます。
以前紹介したときはまだ子犬だったムータンは、1歳をすぎ、やんちゃで可愛くすくすくと育っています。
見た目はまだまだ子犬ちゃんです。

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ムーはお散歩が大好きなので、私の家に預かるときは朝夜2回かならずお散歩にいきます。
仕事の日はお留守番の時間が長くなるので夜はめいいっぱいお散歩です。
お散歩をしていると、同年代の犬連れの女性と立ち話をしたりします。
朝はいつもより30分早めにおきてお散歩にいきます。
この時期の朝6時、まだ暗いのですが朝焼けが本当に綺麗なんです
30分の早起きで、いつもは見ることができない朝焼けを見て得した気分になります

仕事がお休みの日は、なるべく長い時間一緒です。ここのところ、たまっているまだ読んでいない論文や本などを家で読みながらムーと遊びます。
このように書いていると、休みの日も仕事をしていて偉そうな感じに思えますが休みの日にゆったりと過ごすこういう時間はとてもリラックスできるのです。
読みながらも、ちょこちょことお菓子を食べたりコーヒーを飲んだり、結構楽しめています。

ムータンをひざの上にのせて、お勉強しているところです。

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ムータンは先週金曜日の夜に実家に帰ってしまいました。
早く私も自分の犬が欲しいのですが、お留守番が長くなってしまうと可哀想でなかなか飼う決心がつきません。
こうやって、たまにムータンを預かって、わんこライフをエンジョイするのがちょうど良いのかもしれません

出雲大社に行ってきました

こんにちは!李です。
ついに12月に突入しましたね。気温も下がり、冬らしい気候になってきました
体調管理、気を付けましょうね!

さて、私事ですが先週木曜日に出雲大社に行ってきました。
木曜日の朝6:50羽田発、金曜日朝8:00羽田着という、ハードなスケジュールでした
今回の目的は鳥取でいただく松葉ガニと出雲大社でした。
仲良くしていただいている先輩の美人女医、鳥取のK先生からカニを食べにおいでよと、以前から誘っていただいていたのです。

K先生は朝車で米子空港に迎えに来て下さり、米子から出雲大社、そしてまた引き返して、宍道湖を見ながら鳥取方面へ、そして夜のメインイベント、賀露港でのカニディナーという、長距離をずっと運転していただきました。
K先生、ありがとうございました

はじめての出雲大社、縁結びで有名なパワースポットだそうです
残念ながら現在改築のため工事をしていて本殿を見ることができませんでしたが、
この時期は全国の神様が出雲大社に集まる神在月という時期だそうで、よりご利益がありそう(?)な感じが嬉しかったです。

ものすごく大きなしめ縄と、おみくじがびっしりとくっついた大木が印象的でした。
写真がこちらです。

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今回、せっかくはるばるやってきたのだから、ということで生まれてはじめて祈祷していただくことになりました。
何を目的で祈祷していただいたかは秘密です

出雲大社を後にして、ランチには割子そばをいただき、いざ鳥取方面へ。
いろいろ寄り道をしながらの長距離ドライブでした。
私は4時半起きでしたので、不覚にも助手席で眠ってしまいました。
(K先生、ごめんなさい!)
途中日本海を見ながらのドライブでしたが、この日は曇りということもあり、波が荒く少し寂しい雰囲気でした。
寂しい感じの日本海、夏は海水浴を楽しむ人々で賑わうそうです。
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夕方に鳥取賀露港のカニ料理の老舗旅館に到着し、少し休憩した後にいよいよカニディナーです。
本当にカニ三昧で、カニみそ、蒸しカニ、カニ刺し、焼きガニ、そしてカニ鍋です。
生のカニで甘みが強く本当に美味しかったです。そして量もたっぷり
とくに、こちらのお鍋はカニと白菜以外はなにもはいっていないという、究極にシンプルなお鍋なのですが、
お出汁とカニと白菜がみごとにマッチして、何とも言えない美味しさでした
カニも美味しいのですが、白菜もまたとても美味しかったのです。
夢中になっていたせいか、カニの写真を撮るのをすっかり忘れていました

幸せな思いを満喫した1日でした。
翌朝羽田に到着し、そのまま田町のクリニックへ。
リフレッシュし、また年末迄を全力投球で頑張ろうとモチベーションがアップした旅行でした。
やはり、リフレッシュって大切ですね〜。

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