根管治療に関する記事を中心に、専門的ながら大切なことを治療例をまじえて、一般の方にもわかりやすく解説しています。
ありきたりな内容ではなく、欧米の論文を精読した内容をベースに信頼性のある有用な情報を発信するよう努めています。疑問に思ったことは徹底的にリサーチします。学会参加報告記や、お知らせ、プライベートのくだらないお話もごくたまに、綴っております。

『虫歯予防、歯のお手入れ』、『虫歯治療の種類、どう選択するか?』無料セミナー開催のお知らせ

2017.01.21 | 歯のまめ知識, お知らせ, 虫歯予防、歯周病予防 |

 

こんにちは。李です。

2017年のブログスタートが1月の後半になってしまいました

皆様本年もどうぞ宜しくお願い致します

 

年末年始の冬休みはたっぷり休養を取ることができました。おかげで今はとても元気です

体が楽で元気な理由がもう一つあります

年末に購入し、年始に届いた顕微鏡治療用のイスがとても良くて体が本当に楽です。

何が良いかというと、肘置きが付いているので、治療の際に、腕を肘置きに置きながら治療ができるのです

背もたれも角度がついて調整でき、本当に首や肩が楽なのです

勉強会仲間のS先生にお薦めだと聞いていましたが、なかなかのお値段でしたので購入を躊躇していました。

今使ってみて、こんなに楽だと知っていたらもっと早く買えばよかったと思っています。

体の健康が第一ですね

 

さて、年末にお話ししました無料セミナーを早速定期的に行うこととなりましたので告知させていただきます。

『虫歯、歯周病予防、歯のお手入れ』に関する内容と、

『虫歯治療の種類、ご自分の歯に適した治療は?』という二つの種類のセミナーをそれぞれ開催します。

(セミナーに関するお電話でのお問い合わせ、お申し込みは受け付けていません)

 

 

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クリニック内でおこなう小さなセミナーですので、定員は7名です。

当院の患者様でなくてもご参加可能です。

 

無料セミナーの内容

当院で治療や予防に取り組んでいらっしゃる患者様にお話ししている内容をセミナー用にまとめたものです。特に予防のセミナーは、虫歯の原因、どうして虫歯になるのか?ならないためにはどうすればいいのか?等を中心にお話しします。ご自身のお手入れ方法を見直し、歯を虫歯や歯周病から守り健康な状態で一生使っていくためのヒントとなる情報が多い内容となっています。

*セミナーでは、ご自身の歯のお悩み相談や、治療の相談はお受けできませんのでご了承ください。

 

お申込み方法

 

参加ご希望の方はこちらのフォームよりお申込みください。

 

http://leesdentalclinic.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B%E5%88%9D%E8%A8%BA%E4%BA%88%E7%B4%84/

 

フォーム内のこちらから、無料セミナーを選択してください

スクリーンショット 2017-01-21 8.42.53

 

その他の所に参加ご希望の人数と日時をお書きください。

先着順となり、定員になり次第締め切りとなります。

ご参加をお待ちしています

 

注:お電話でのお問い合わせ、お申し込みは受け付けておりません

 

 

クラウンかインレーか どうやって選ぶ? ①強度編

2016.10.23 | 歯のまめ知識, 精密クラウン治療 |

 

こんにちは。李です。

今日は神経が生きている歯の治療方法で、クラウンかインレーかどうやって選ぶ?違いは何か? というテーマについてお話していこうと思います。

主に奥歯の虫歯治療で、クラウンか、インレーかの治療方法を患者様にご提案すると皆さま悩まれます。症例をまじえながら解説いたしますね。

 

クラウンかインレーか、どちがあなたの歯の治療に適しているのか?

 

この問いに対して、絶対コレ!!という答えはありません。

(今回は材質については触れませんが、セラミックか金属か、というのも同様です)

 

なぜなら、どちらがより良いかは患者さまのご要望歯の状態虫歯の位置、大きさ、虫歯を取った後の歯の量、厚み、噛み合わせの状態、歯ぎしりくいしばりの習癖の有無、虫歯のリスクが高いか、セルフケアができているか)によって総合的に判断する必要があるからです。

また、定期的なメンテナンスに通院可能かどうか、なども考えます。

 

患者さまのご要望は

①歯をなるべく削りたくない

②割れない素材で、なるべく長持ちしたい

③その後虫歯になりにくい方が良い

④費用対効果

というものがメインです。

このご要望の中で①と②③④が相反するものなのです

この4つの中で何が最優先かは患者さまそれぞれで違います。

数回に分けて、この4つのご要望についてご説明します。

 

①歯をなるべく削りたくない

はい、誰でもそうだと思います。

削る量が少ない治療はインレー治療です。

 

セラミックインレー治療例

dsc01597

インレーの形の一例、虫歯の位置や大きさによって削る量は変わります

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インレー装着後

 

②割れない素材で、なるべく長持ちしたい

④費用対効果

治療した歯が長く使えれば使えるほど費用対効果が良いと言えます。

(*ここでいう長く使える、というのは強度の問題です)

クラウンとインレーを比較すると、強度的に長持ちなのはクラウンです

長年の経験から欠けない、割れない、外れないという意味ではクラウンの方が長持ちだと思います。

注:これはもちろん治療が適切であることが前提です。また、セラミックと金属の比較となると変わってくる場合もあります

なぜインレーの方が欠けやすいか、ご説明します。

 

インレー治療のデメリット

インレー治療は、歯の咬む面に境界があるため、インレーと歯の境界の薄い部分が欠けやすいです。金属の素材ですと、金属は欠けませんが歯が欠けます。セラミック素材ですとセラミックと歯の両方が欠ける場合があります。

注:欠けやすさは噛み合わせ、はぎしりや食いしばりなどの癖があるかどうかに大きく関わるので個人差があります

 

Case1:  装着後から5年で欠けたセラミックインレー

クラウンかインレーか 症例1

装着直後のセラミックインレー

クラウンかインレーか 症例2

4年経過,境界の薄い部分が一部欠けています。こういったところに歯垢が入り込むと虫歯になることがあります

クラウンかインレーか 症例3

5年後、完全に欠けています、赤い印は上の歯と噛みこんでいるところをマークしたものです

 

どのくらいで欠けてしまうかは歯の量、厚み、材質、歯ぎしりや食いしばりの癖があるか、などによって個人差があります。

上のケースは比較的歯が分厚く残っていますが、歯が薄い場合で、そこに上の歯が噛みこんでいる場合はより歯が欠けやすいため削って覆うことをおすすめします。

 

Case2: 歯が薄い場合でもインレー治療がいい場合はどうするか?

虫歯の位置や大きさ、削るデザインによっては歯が薄い部分ができます。歯を削らないインレー治療をご希望の場合は、極力薄い部分を残さないようなデザインを考えます(アンレータイプというものです)。治療して短期間で欠けてしまい再治療になる、なんてことにならないためにです。

 

クラウンかインレーか 症例4

歯の薄い部分に噛み込みのマーク(赤)がついています、すでに歯に亀裂もあります。この形でインレーを作っても欠けやすいことが予想できます。

クラウンかインレーか 症例5

歯の山の部分も噛み込みのマーク(青)がつき、亀裂が入っています

クラウンかインレーか 症例6

薄い部分は削ります

クラウンかインレーか 症例7

薄い部分と亀裂のあった歯の山の部分を覆ったアンレータイプのデザインで、歯を欠けから守ります

 

Case3: インレーより強度が高いクラウン治療

治療した歯がなるべく長持ちしたい場合は歯を削る量が多くてもクラウンをお勧めします。

(*クラウンには歯を多く削るというデメリットがあります。それでも強い方が良いならクラウンです)

クラウンかインレーか 症例8

クラウンの場合は歯を全周削りますので歯を削る量は多くなります

クラウンかインレーか 症例9

一番強度が高いのは金属のクラウンです。歯にすっぽり被せるので噛む面に境界はありません

クラウンかインレーか 症例10

セラミックのクラウンは材質的にはガラス素材なので絶対に割れないとは言えませんがセラミックインレーよりは強度が高いといえるでしょう

 

 

余談ですが保険の治療でも、クラウンの治療をおこなった歯は2年間は保険でやりなおしができないルールになっています。保険でのインレー治療にはそういったルールはありません。クラウンより長持ちしないという認識なのでしょう。クラウンの2年間というのも短すぎると思いますが

 

このように、長持ちする、強度が高いという側面で考えるとクラウンの方が良いと言えますね。

けれども歯を多く削らなければいけないというデメリットがあります。

では、歯を多く削ることがどういう意味でデメリットとなるのかは次回のブログ記事でお話したいと思います。

ちなみに、Case1でご紹介した5年で欠けてしまったセラミックインレーの患者様は、クラウンにはしないでまたセラミックインレーを選択されました。

歯を削りたくない方は、長持ちよりも削らない治療を選択されます。

デンタルフロスと虫歯予防効果、AP通信に対する歯科医の見解

2016.09.26 | 歯のまめ知識, 虫歯予防、歯周病予防 |

こんにちは。李です。

ここのところ頭から離れず、気になっていることがあります。それは虫歯予防や歯周病予防についてです。

きっかけは

AP通信が発表した『デンタルフロスに虫歯予防効果の科学的根拠がない』という記事を読んだことです

http://bigstory.ap.org/article/f7e66079d9ba4b4985d7af350619a9e3/medical-benefits-dental-floss-unproven

 

この記事が発表されてから、これに反論する記事や声明もネット上でいろいろ見かけます。

 

反論記事の一例

Is the Associated Press right? Response to the AP regarding the benefits of flossing

 

このAP通信の記事を一般の方が読むと、

デンタルフロスに虫歯予防効果の科学的根拠がない = デンタルフロスをやっても意味がない

と思ってしまうと思います。(実際そのように解釈している個人のブログなどもみかけます)

もともとフロスが習慣になっていた人もそういった記事を見たらやめてしまうかもしれません

そうなってしまったら、お口の健康の維持にとてもマイナスとなってしまうので、この記事を書くことにしました。

 

科学的根拠がないということとデンタルフロスをやる意味がないということはイコールではありません

 

科学的根拠がないということがどのように検証されているか、ものすごく簡単なたとえでご説明します。

たとえばある研究で、デンタルフロスの虫歯予防効果を調べるために、

a: デンタルフロスを毎日使用している人、b: 使用してない人の二つのグループで虫歯の保有率を調べたとします。

aとbのグループの虫歯の保有率に差がない場合、デンタルフロスの使用による虫歯予防の効果はない、という結論になります。

これによってデンタルフロスの虫歯予防効果がない、となります。

理にかなっているように思えますが、では、デンタルフロスを使っているグループの人たちはデンタルフロスを適切に使えているでしょうか?

デンタルフロスは歯と歯の間や、歯肉のキワにくっついている、虫歯の大きな原因となるプラーク(歯垢、バイオフィルムともいわれます:細菌のかたまり)を取り除く道具です。

 

虫歯の大きな原因となるプラーク(歯垢)

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歯の表面にこのプラーク(歯垢)がくっついていなければ虫歯はできません。

デンタルフロスは使い方のコツを掴むまでは使い方がとても難しいです。

もしも、この研究のaグループの人々が、 デンタルフロスを毎日使用しているけれど、うまく使えていなくて、プラーク(歯垢:細菌のかたまり)がとれていなかったとしたらどうでしょう?

結果的にデンタルフロスを使用していないBグループと同じ条件になります。

これは歯磨きでも同じことが言えます。

LEE’S DENTAL CLINICでは、全体的な検診をおこなう初診の際には歯磨きの回数やデンタルフロス、歯間ブラシのの使用の有無、食習慣、など問診票に記入してもらうのですが

デンタルフロスを毎日使用していても、正しく使えてない方の方が圧倒的に多いです、ほとんど爪楊枝のような役割としてしか使えてなくて、歯と歯の間にプラークがべったりついている、ということがほとんどです。

歯磨きも同じで、1日3回歯磨きしている方が多いのですが肝心なところ(虫歯になりやすいところ)が磨けていない方が多いです。

 

歯科医はこういった現場の状況を知っています

デンタルフロスを使用していること=デンタルフロスをきちんと使いこなし、歯と歯の間のプラークコントロールが完璧であることではないのです。

ですので、デンタルフロスを使っている人、使っていない人にわけて、虫歯の発生率を調べ、そこに違いがなかったという結論の研究があった場合、デンタルフロスが適切に使えていないということを先に考えると思います。

先ほどの例えの研究が

a: デンタルフロスを毎日使用している人 

a: デンタルフロスをきちんと使いこなし、歯と歯の間のプラークコントロールが完璧

だった場合は a と bで差が出ると私は予想します。

 

デンタルフロスをきちんと使いこなし、歯と歯の間のplaqueコントロールが完璧であるかどうかはアンケートだけではわかりませんし、歯と歯の間のプラークコントロールが完璧かどうかの判定基準の数値化も難しいと思われます。こいったことを厳密に追求した研究デザインの論文を私は見たことがありません。そもそも体に害があるかどうかの研究であれば徹底的になされることが多いと思いますが、デンタルフロス使用でのデメリットは何もないため、あえてそこまで突っ込んだ研究をすることもなかったのではないかと、私は考えています。

 

AP通信の記事を読んで、科学的根拠がないからデンタルフロスやらなくていいよ、と患者様に告げる歯科医は一人もいないと思います

それはつまり、歯と歯の間のプラークコントロールをしなくてもいいよ、ということになってしまいます。

(デンタルフロスが使いこなせない方、歯と歯の間の隙間が大きい場合などは歯間ブラシなど、より適切な他の器具をすすめるとは思います)

 

私自身デンタルフロスは毎晩欠かさず使用していますが、AP通信の記事を読んで使用をやめようとは全く思いません。

私は歯科医で、デンタルフロスで取れる白くネバネバしたプラークが細菌の塊であることを知っています。

フロスをしないとその細菌の塊が蓄積していき、その細菌がどんな悪さをするかも知っています。

そして実際フロスの入れ方があまい日が数日続くと、フロスをした際に歯肉から血が出てきて、舌で歯肉を押すと嫌な味がしてくるので、歯肉炎になっているのがわかります。

あわてて念入りにフロスをおこなうと、血も、嫌な味もおさまりホッとします。

 

科学的根拠がない、と言われると、正しくない、または意味がないような印象を受けやすいと思いますが、科学的根拠を検証するための研究デザインも様々で、研究デザインによって信頼度も異なります。

 

AP通信の記事はデンタルフロスをやっても意味がない という印象を人々に与えやすく、そのことは人々のお口の健康にとってとても不利益だと思います。このことがずっと頭にひっかかっていたため、ブログの記事としました。

最近はこの記事がきっかけとなり、予防について日々再考しています。

 

LEE’S DENTAL CLINICは自由診療の歯科医院です。当院にいらっしゃる患者様は歯のことを真剣に考えている方が多く、予防にも積極的に取り組みご自分の歯を長く使いたいと考えていらっしゃいます。

問診票で見る限り、大体の方はデンタルフロス、歯間ブラシを習慣的に使っていらっしゃいます。クリーニングも定期的におこなっていらっしゃます。けれども検診で実際にお口の中を拝見すると、plaqueコントロールがきちんとできていない方がほとんどなのです。

 

以下に問診票の一部と初診時の歯のお手入れ状態をお見せします。

 

50代男性 歯磨きは2回/日 デンタルスロス、歯間ブラシは使用していない

 

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歯と歯の間にプラークがくっついていて、その部分の歯肉は赤く歯肉炎です
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40代男性 歯磨きは2回/日 デンタルスロスを毎晩全ての歯に行っている

 

 img_0125

 

デンタルフロスを使用しているのに、上の使っていない患者様と同じくらいプラークがくっついています、そして同じく歯肉炎もあります。

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これを見ていただくと、デンタルフロスを行っていても適切に使えてないことがよくわかると思います。適切に使えていなければ、プラークを取り除けないので虫歯予防にも歯周病予防にも効果はありません。

 

下の写真は歯磨きができていない例です。歯の表面にプラークがたっぷりこびりついています。歯を磨いているつもりでも、場所によってはこのように磨けていない所もあるのです。
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LEE’S DENTAL CLINICで予防をご希望される患者様には、セルフケアレッスン(正しい歯ブラシの当て方、磨きにくい場所の磨き方のコツ、フロスの使い方を指導)をおこない、改善しているかどうかチェックしています。

 

セルフケアレッスン Before After

セルフケアレッスン後、どのようにお手入れが改善したかを見ていきます。

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初診時

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セルフケアレッスンを受けて再チェック時の状態。歯肉も健康的なピンク色に

 

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初診時の状態。歯肉炎です

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セルフケアレッスンを受けて再チェック時の状態。歯肉炎が改善

 

 

歯が大切だという強い思いは失いそうになってはじめて感じるもの

 

私が専門としている根管治療は治療が必要となる頃には歯がだいぶ少なくなっていることが多いです。歯が少なくなればなるほど、歯の強度は落ちます。そして歯が薄くなり歯が弱りきっているほど、治療は複雑になり費用も高くなります。

けれども、どんな治療をおこなっても少なくなった歯は元に戻りませんので、病気は治っても歯の弱さは回復しません。

一方、初期の虫歯は状態によっては治療を行わず経過観察をしたり、治療を行ったとしても歯を削る量も少なくシンプルな虫歯治療なので、治療回数も少なく費用もお安いです。

根管治療が必要になるまでにはいくつかの虫歯のステージがあり、一番最初は小さな虫歯であることがほとんどです。

この虫歯は適切なプラークコントロールができていれば防げるものなのです。

皆さん、歯を失いかけてはじめて大切さに気付くのでしょう、けれどもそうなる前から予防に取り組むことでしっかりと歯の健康な部分を保ったままで良い状態を維持することが、本当に大切だと日々治療を行いながら痛感しています。

歯のお手入れは本当に大切で、当院で検診を受けられる方には必ずお話ししていますが、もっともっと多くの方にお伝えしたいと考えています。

 

歯の細菌汚れ、歯垢(プラーク)とセルフケアのお話

2014.10.15 | 歯のまめ知識 |

皆様こんにちは。李です。

最近ブログの更新ペースが遅くなっています。なるべく月に2回は更新したいと思っていますが、なかなか….

 

さて、今日は歯の周りにこびりつくプラークのお話をしようと思います。

プラーク、歯垢、バイオフィルム、いろいろな呼ばれ方をしていますが、これらはほぼ細菌の塊です。

虫歯、歯周病、お口の中の2大疾患のメインの原因はこの細菌の塊です。

歯の表面にこびりつき、エナメル質を溶かして歯に感染するのが虫歯のはじまりです。

また、歯ぐきの溝のなかに住み着くと歯周病の原因になります。ですので定期的に取り除かないといけません。

 

毎日の歯のお手入れ(歯みがき、フロス、歯間ブラシ)は予防にとても大切なのです。

そして、どんなに念入りに日々のお手入れをしていても、定期的なクリーニングは必要です。

お手入れだけで完全にすべてのプラークを取り除く事は不可能です。

予防のプロの衛生士によるメンテナンスもとても大切です。

 

さて、前置きが長くなりましたが

患者様のセルフケアの改善に、リーズデンタルクリニックは真剣に取り組んでいます。

歯の長持ちのために本当に大切だと思っているので、真剣にときには厳しくチェックや指導をおこないます。

 

リーズデンタルクリニックにいらっしゃる患者様で歯の事を軽く思っている人は一人もいません。

自分の歯を少しでも良い状態で長く使いたいと思っていらっしゃるからこそ、わざわざ調べて来てくださっています。

お話を聞いてみると、歯みがきやフロス、歯間ブラシも使って時間をかけて歯のお手入れをしている方がほとんどです。けれども、初診で検診をおこない歯の写真をとってお見せするのですが、皆さんみがき残しの多さにショックをうけて愕然としてしまいます

一生懸命やっているのに、汚れがとれていないのですから

 

歯のお手入れに関しては道具の使い方、当て方などが的確でないと、汚れが取れていない事が多いのです!!

 

実際に例をお見せします。

某有名な電動歯ブラシ使用、糸ようじ(柄がついたやつ)をご使用の患者様。

歯みがきは時間をかけて気をつけておこなっています、とのことでした。実際は。。。

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歯と歯肉の境目を器具でなぞると、プラークがたっぷり

当てたいところに、歯ブラシがあたっていないのです。糸ようじもうまく使えていません。

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こちらの患者様もデンタルフロス使用、歯と歯肉の境目を意識して毎日磨いてる。

歯のケアは気をつけていて短い間隔でのメンテナンスで歯科医院に通っていますとのことです。 

実際検診で歯を見ていくと、、、、、 

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ごっそりと、プラークがとれます

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かなり歯に気をつけてセルフケアをおこなっている方に、これをお見せすると

本当にびっくりされ、がっくりと落ち込んでしまう事もあります

 

こちらの患者様はセルフケアがお上手です。でも、かぶせもの(クラウン)に段差があると、

気をつけてお手入れしても、汚れがのこります。どこに残っているか、わかりますか?

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ココです。クラウンの段差の部分にプラークがこびりついています。

こういう部分はよほど意識して毛先を当てない限りはお手入れが難しいのです。

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このような状態をお見せすると、患者様はショックを受けてしまう事が多いのですが

改善するためにも現状把握は大切です

セルフケアの練習で、この状態を改善して行きます。

写真も定期的に取り比較していきますので、患者様は改善しているのを見ると安心されます。

精密な治療も大切です。セルフケアはもっと大切です。

歯の健康、長持ちのために欠かせないセルフケア、心配な方は一度検診にいらしてくださいね

 

 

Dr. Sanjay Gupta, CNN主任特派員のメッセージ『毎日のフロスで100歳まで長生き?』

2014.07.11 | 歯のまめ知識, お知らせ |

こんにちは。李です。

今日はフロスに関しての情報です。

 

リーズデンタルクリニックでは、通っている患者様はご存知の通りフロスの使用に関してはかなり強くお勧めしています(ほぼ強要??くらいにですね)。

 

 先日、CNNの主任医療特派員であり神経外科医のDr. Sanjay Guptaが、CNNのホームページ

『毎日のフロスで100歳まで長生きできるかも!』

というメッセージを伝えていますので、これはぜひとも皆様にみていただきたい、と思いました。毎日のフロス使用のモチベーションがUPするといいな、と思います

 

 

動画はこちらをクリック!!(英語です)

 

 

This string may help you live to be 100

 

このメッセージはどういうことなのか?というと、

 

歯肉に炎症があると、体の他の部分にも炎症がおこる可能性が言われています。

炎症は心疾患予測因子と言われています。

ですので、フロスをおこなうことで心臓の病気のリスクを減らすことができる可能性がある。ということなのです。

このことは、以前より言われておりますので既にご存知の方も多いと思います。

 

この説は(歯肉の炎症、歯周病と心臓の病気の直接の因果関係)まだはっきりと証明されていませんが、少なくともフロスをおこなうことで、虫歯、歯肉炎、歯周病は予防できますし、それでさらに心臓の病気まで予防出来て長生き出来れば一石二鳥どころか、一石三鳥ですよね!

健康に対してのメリットはかなり大きいのです。

 

とうことで、結論

『細菌(プラーク)は炎症の原因なので、これをフロスで取り除く事で、炎症を予防します。

毎日のフロスは歯周病や虫歯を予防します、そしてもしかしたら心臓の病気も予防するかも??』

 

 

 

 

 

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