根管治療に関する記事を中心に、専門的ながら大切なことを治療例をまじえて、一般の方にもわかりやすく解説しています。
ありきたりな内容ではなく、欧米の論文を精読した内容をベースに信頼性のある有用な情報を発信するよう努めています。疑問に思ったことは徹底的にリサーチします。学会参加報告記や、お知らせ、プライベートのくだらないお話もごくたまに、綴っております。

PESCJ 東北支部の発足記念講演

2017.10.22 | Penn Endo, 学会報告 |

こんにちは。李です。

今日の記事はこのブログを読んでくださっている歯科医の先生方に向けて書いています。

週末に私が所属する根管治療、歯内療法の専門医のためのスタディーグループ PESCJ (Penn Endo Study Club in Japan) の東北支部の発足記念講演を聴きに青森に行ってきました。

 

 

PESCJは今年から日本全国に支部会を設立し、各地域で一般の歯科医の先生に向けたセミナーを行っています。

関西支部、九州支部、関東支部、東北支部があります。

各地域で開業されているPESCJのメンバーの先生たちが講演を行います。

 

今回私は支部の講演をはじめて聞きましたが、

ペンエンドで学ぶ内容の基本のエッセンスを、1日でぎゅっと凝縮して学べる、とても内容の濃いものだと思いました。

 

ベースとなるコンセプト:診査、診断、無菌的処置の重要性、

そして実際のテクニックにまつわるテーマ: 根管形成、洗浄、充填

そして最後には外科的歯内療法まで、と全て網羅されています。

そして何よりも、

各演者の先生方が一般歯科の先生に向けなるべくわかりやすいように、内容、スライドを工夫しています。

コンセプトを裏付ける、超重要論文をわかりやすく図や写真で解説し、

ラバーダムの実際のかけ方、ストレートラインアクセスの行い方、など写真や動画を使って解説していました。

 

ペンエンドに興味があるけど敷居が高い、また根管治療が苦手、わからない、どう勉強したらわからない、などの先生方には是非オススメです。

今後も日本全国で行っていく予定です。

今後のスケジュール、申し込みは以下の各支部会HPでご確認ください。

 

PESCJ東北

http://pescj-tohoku.org/data/%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/

PESCJ関東

http://pescj-kantou.org/index/

PESCJ関西

http://pescj-kansai.org/seminar/

PESCJ九州

http://pescj-kyushu.org/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/

 

 私も時々参加する予定です。

ご興味ある方は是非!!

 

↓青森といえばねぶた祭り(新青森駅内)

↓会場だったアスパムの展望台からの景色、小さく北海道が見えるそうです(なんとなく見えるような見えないような、、、)

認定医更新試験 in 札幌AE (Academy of Endodontics)2017

2017.09.29 | 根管治療, Penn Endo, グルメ&ワイン, 学会報告 |

 

こんにちは。李です。

先週末は札幌で行われたAE(Academy of Endodontics)で、認定医更新試験のために発表を行いました。

前回認定医試験を受けたのは5年前ですので、久しぶりの発表で緊張しました。

この更新試験はトピックプレゼンテーションとケースプレゼンテーションの二つを行わなければならず、判定も細かく厳しく、準備が本当に大変です。

今回私は今自分が興味のあるトピックを選びました。

『神経を残す(保存する)治療法、生活歯髄療法』英語でいうと『Vital Pulp Therapy』です。

 

↓ 発表のタイトルスライド。自作のイラストです。

 

(余談ですが、私はスライド内で説明に使うイラストを自分で描くのが好きです。今回Apple pencil を使ってみましたが、すごく描きやすく鉛筆、マーカー、ペンのラインが本当にリアルで

描いていてとても面白かったです!!)

 

 

この領域に関して、大学で教わった古典的な考え方と違う、新しい考え方を裏付ける研究、報告などが多数出てきています。

今回この発表のためにかなり多くの資料を集め、論文抄読を行いました。最新の知識のアップデートができ、とても勉強になりました。

 

どういう内容かというと、

例えば 大人の歯の深い虫歯で

古典的な考え方

虫歯が深い場合、神経が露出したとしても、虫歯は全部取らなければいけない、

最近の考え方

神経が露出しないように虫歯は全て取らずに、しっかり封鎖をする。そうすることで中の細菌が減って、虫歯の進行が止まり、神経を保存することができる。

 

*これは神経の炎症が浅い場合にできる治療法です

 

例えば 大人の歯の深い虫歯で

神経の炎症が深い場合、神経は全部取る治療を行う方が成功率が高く、確実な治療法です。

最近の報告では部分的に炎症の多い神経だけを取る生活歯髄療法を行い、2、3年予後で高い成功率が報告されています。

 

などです。

*完全に神経が死んでる歯には適応できません

 

6,7月で資料集めと論文抄読、8月に内容の構成を考えプレゼン作り、夏休みもほとんどこの作業に時間を使いました。

そして9月は仕上げと見直し、配布資料作成、練習です。

そんな訳でブログの更新もなかなかできませんでしたが、発表内容は自分で満足のいくものになり達成感を感じています。

しばらくこのブログでも生活歯髄療法のテーマを取り扱っていこうと思います。

 

↓発表が終わったところ

 

発表後は懇親会で、いくらを大量にのせるお店で北海道の魚介を堪能しました!!

 

 

翌朝は北大のキャンパス内を清々しい気持ちでジョギングしました。

 

学会報告その2〜ニューオーリンズ グルメ〜

2017.05.21 | Penn Endo, グルメ&ワイン, 学会報告 |

 

こんにちは。李です。

先日参加した、ニューオーリンズでの米国歯内療法学会、現地についてのグルメリポートをお届けします。

複数の方からニュオーリンズは食べ物が美味しい、もしかして全米一かも?なんていう話を聞いていましたので、事前にレストランをリサーチしたりして期待が高まっていました。

ご当地グルメを堪能するのも学会の楽しみのうちの一つであります

 

ニューオーリンズはシーフードが有名で、特にカキが最高だよ、と聞いていました。

カキ好きの私にはたまらない場所です

またニューオーリンズならではのケイジャン料理やベニエなども前情報として頭に入れて現地入りしました。

また、アメリカでは珍しく歩きながらアルコールを飲んでもOKということでした

 

ニューオーリンズでいただいたお料理と、特によかったレストランを以下にご紹介していきます。

ガンボスープが有名で必ずといっていいほど、どのレストランにもありました。

シーフードの煮込みスープみたいな感じです。お店によって美味しいレベルはまちまちでしたが、

今回訪れた中で一番良かったレストランでは全ての食事が美味しく、ここのガンボスープやロブスタービスクはとても美味でした

 

ガンボスープ

 

こちらのレストランはニューオーリンズ在住の方のおすすめ店で、現地の方たちでとても混んでいて人気店らしい雰囲気でした。

 

peche というお店です https://www.pecherestaurant.com/

 

外観も素敵な感じのシーフードレストランです。

 

シーフードアペタイザー盛り合わせ、どれもとてもおいしかったです

お店のスペシャリテのお魚一匹、 とても美味しかったのですが魚の名前は忘れてしまいまいました

お魚だけでなく、ちゃんとお肉もあります

 

さて、以上が一番良かったお店の紹介でしたが、今回の旅行中、一番美味しくて感激した一皿は別のレストランのものでした。

私たちPESCJメンバーは学会指定のホテルに宿泊することが多いです(学会経由でホテルを予約すると少し安くなるのです)、今回のホテルはヒルトンニューオーリンズリバーサイドでした。

こちらのホテルにもシーフードレストランがあり、カキのお料理が有名とのことでランチで行ってみました。

http://www.dragosrestaurant.com/

 

ここの名物の焼きカキは本当に美味しくてびっくりしました。私は生牡蠣が好きなので

こういう食べ方は初めてでした。

熱々で出てきます。パルメザンチーズがのっていて、スモークの香りがしてなんとも美味しかったです

あまりに美味しかったので最後の日にもう一度食べたくらいです。

ぜひ、ニューオーリンズに行かれることがあったら、こちらの焼き牡蠣お勧めします

 

アメリカならではの大きなロブスター

 

最後に、ニューオーリンズは全米1食べ物が美味しいか?

今回行ったお店、もちろん美味しかったですが、他の州で訪れたお店に比較してもニューオーリンズがダントツ美味しいということはなかったです。

個人的には食事は日本が一番だと思います。

年のせいか今年はアメリカ滞在中、はじめて和食が食べたくなりました。

私はアメリカ食も好きなので、長期滞在しても和食が恋しくなることは今までありませんでした。

今回はカップうどんが食べたくてたまりませんでした。

帰国してからの一週間、毎日のようにうどんやそうめんを食べていました

 

米国歯内療法学会2017 in ニューオーリンズ〜学会と町並み〜

2017.05.11 | Penn Endo, 学会報告 |

 

毎年恒例参加の米国歯内療法学会(AAE annual meeting)に参加してきました。

今年は ニューオーリンズで開催されました。

 

 

 

初めてのニューオーリンズでしたので、事前調査をしたところ食べ物がとても美味しいとのこと(特にカキが格別とのこと)、期待が高まりました。

またジャズの街であることや古い町並みなど今まで行ったアメリカの大都市と違った雰囲気を楽しめるだろうと思いとても楽しみでした

 

ニューオーリンズの中心地、フレンチクォーター。日が長く19:30くらいでこの明るさです。

 

学会はフレンチクォーターからは離れて、ミシシッピ河沿いの大きなコンベンションセンターで行われました

 

今回の学会は、会場内でいろいろなお楽しみがありました。いつもよりお金をかけている感じでした。

 

例えば展示のコーナーにポップコーンがあったり

ジャズの生バンドで演奏を楽しみながらのブランチが無料で用意されていたり

写真は撮りませんでしたが、学会会場内には卓球スペースもあり、空き時間に皆さん卓球を楽しんでいました

 

また、面白かったのがDr. Kimの3Dライブサージェリーです。

このように3Dメガネが配られ、別室で行われている歯根端切除術の顕微鏡を通した画像を生中継で見ることができます。

 

3Dメガネは初めての試みでワクワクしましたが、あえて3Dにする必要は特にないかも?という程度の立体感でした、紙製なのでメガネの安定感も悪かったです

でもいつもと違う試みでしたので会場は満員、ライブオペ自体もとても勉強になりました

 

 

夜のフレンチクォーター、金曜の夜でちょうど大きなジャズフェスティバルが開催されている時期でしたので人がすごかったです。お店だけでなく、路上でも音楽やダンスのパフォーマンスを行っていて、これぞニューオーリンズという感じの雰囲気でした。

ニューオーリンズはアメリカでは珍しく歩きながらお酒が飲める街らしく、路上で飲んでる人たちも多かったです。

ジャズライブ、パスポートを忘れてお店には入れませんでしたが、外からもこんなによく見えました

 

 

次回はニューオーリンズグルメをご紹介していきます

PESCJ同期との再会と米国歯内療法学会(AAE2016)参加報告

2016.04.15 | Penn Endo, 学会報告 |

こんにちは、李です。

4月6日〜4月9日にサンフランシスコで開催された米国歯内療法学会(AAE)2016に参加してきました。

 

サンフランシスコといえばアルカトラズ? 記念撮影用と思われますが、会場内のこの場所で写真を撮ってる人はいませんでした

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今回で5回目の参加となり、時の流れを感じます

レジストレーションのブース

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プログラムはAppになっているものをiphoneで見ていました、会場でくばられる小さな冊子は今回ほとんど使用しませんでした。

 

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さて、今回の学会で一番良かったこと、それは根管治療、歯内療法の専門医グループ(PESCJ同期で現在留学中の松浦先生に現地で再会し、同じく同期の山本先生、神戸先生と集まり、久しぶりにゆっくりと食事をしながらいろいろ語り合うことができたことです。普段はお会いしてもなかなかゆっくり話す時間がないので、久しぶりに、とても有意義かつ楽しい時間を過ごしました。

 

記念写真、私を除いて3名の同期の先生を以下にご紹介します

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左手前:神戸良先生:PESCJ認定医&インストラクター 京都市 RYO DENTAL CLINIC 院長

左奥:山本信一先生:PESCJ認定医 宝塚市 山本歯科クリニック 院長

右手前:松浦顯先生:PESCJ認定医、福岡市 まつうら精密歯科医院 旧院長、現在南カリフォルニア大学歯学部歯内療法科大学院留学中ですがもうすぐ帰国されて福岡で根管治療専門クリニックを開院予定です

 

5年前に一緒にPESCJで根管治療について学んで以来、各先生方はそれぞれに研鑽をつまれ、違う環境で活躍されています。いろいろ情報交換をしたり今後についてのお話をしたり、とても楽しかったです。5年前、はじめてAAEに参加した時の思い出話から、5年経過した現在の状況、そしてこれからを振り返る大切な時間となりました。皆さん、根管治療に対する情熱は変わらずですが、年をとったせいか健康管理についての話題も多かったです。

同期はいいものだな〜と改めて感じました

松浦先生が帰国したら、今回学会に参加されていない同期の全員でお帰りなさい会をやりましょう、ということで、私が幹事をかってでました

 

さて、肝心の学会についてですが、今回は事前に申し込んでいた有料の講義とワークショップが目玉でした。

治療に関しての講義も例年通りたくさんありますが、

とくに目新しいものはなかったです。

 

申し込んだ有料の講義は論文の読み方についてのワークショップでした。

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毎年多くの論文が出る中で、信頼性の高いものの見分け方、自分が治療をしていて疑問に思ったことを調べる時に、どういうキーワードで調べるのが効果的か、など、なかなかきちんとした形で教わることができないようなことを、基本的なことからわかりやすく教えてくれる内容でした。

 

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論文に書いてある、などと言われると、なんでも信じてしまいそうですが、その論文の信頼性は研究デザインによるところが大きいのです。ですので、何かを調べたくて論文を検索し、情報を得ようとする時、その論文の研究デザインに注意を払うことが大切で、読むに価する論文を選別しないといけないということを強調していました。3時間半のワークショップでしたので、その他にもいろいろなことを教わりながら、隣の先生とペアになり問題を解くような実習タイプのものでした。

参加していたのは6名程度と少人数で、自己紹介をさせられ、緊張する場面もありました

年配の先生が多かったのが意外でしたが、年齢があがっても積極的に学ぼうという姿勢に敬服しました

今後論文を読む時や、何かを調べる時にはここで教わったことを頭に入れておこなうと、効率的に調べることができそうです

 

 

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