認定医更新試験 in 札幌AE (Academy of Endodontics)2017

2017.09.29 | 根管治療, Penn Endo, グルメ&ワイン, 学会報告 |

 

こんにちは。李です。

先週末は札幌で行われたAE(Academy of Endodontics)で、認定医更新試験のために発表を行いました。

前回認定医試験を受けたのは5年前ですので、久しぶりの発表で緊張しました。

この更新試験はトピックプレゼンテーションとケースプレゼンテーションの二つを行わなければならず、判定も細かく厳しく、準備が本当に大変です。

今回私は今自分が興味のあるトピックを選びました。

『神経を残す(保存する)治療法、生活歯髄療法』英語でいうと『Vital Pulp Therapy』です。

 

↓ 発表のタイトルスライド。自作のイラストです。

 

(余談ですが、私はスライド内で説明に使うイラストを自分で描くのが好きです。今回Apple pencil を使ってみましたが、すごく描きやすく鉛筆、マーカー、ペンのラインが本当にリアルで

描いていてとても面白かったです!!)

 

 

この領域に関して、大学で教わった古典的な考え方と違う、新しい考え方を裏付ける研究、報告などが多数出てきています。

今回この発表のためにかなり多くの資料を集め、論文抄読を行いました。最新の知識のアップデートができ、とても勉強になりました。

 

どういう内容かというと、

例えば 大人の歯の深い虫歯で

古典的な考え方

虫歯が深い場合、神経が露出したとしても、虫歯は全部取らなければいけない、

最近の考え方

神経が露出しないように虫歯は全て取らずに、しっかり封鎖をする。そうすることで中の細菌が減って、虫歯の進行が止まり、神経を保存することができる。

 

*これは神経の炎症が浅い場合にできる治療法です

 

例えば 大人の歯の深い虫歯で

神経の炎症が深い場合、神経は全部取る治療を行う方が成功率が高く、確実な治療法です。

最近の報告では部分的に炎症の多い神経だけを取る生活歯髄療法を行い、2、3年予後で高い成功率が報告されています。

 

などです。

*完全に神経が死んでる歯には適応できません

 

6,7月で資料集めと論文抄読、8月に内容の構成を考えプレゼン作り、夏休みもほとんどこの作業に時間を使いました。

そして9月は仕上げと見直し、配布資料作成、練習です。

そんな訳でブログの更新もなかなかできませんでしたが、発表内容は自分で満足のいくものになり達成感を感じています。

しばらくこのブログでも生活歯髄療法のテーマを取り扱っていこうと思います。

 

↓発表が終わったところ

 

発表後は懇親会で、いくらを大量にのせるお店で北海道の魚介を堪能しました!!

 

 

翌朝は北大のキャンパス内を清々しい気持ちでジョギングしました。