●良いクラウンとは?〜見た目が白くて綺麗なだけでは駄目なんです〜

2014.07.03 | 歯のまめ知識, 根管治療後の治療, 精密クラウン治療 |

皆様こんにちは。李です。

毎日本当にジメジメしていて体がスッキリしませんね。早く梅雨が明けて欲しいです

6月はバタバタしており、腰を据えてブログに取り組む時間がありませんでした。

お休みの日に集中して調べ物や論文を読む時間を捻出したいものです。書類系や調べもの、ブログの記事を書いたりする時間は大切です。

 

さて、前回はクラウンをはずさないで根管治療できる場合、できない場合をテーマに記事を書きました。

今日は『クラウンの適合、精密度』についてお話していきたいと思います。

クラウン(歯のかぶせもの)は、どういった基準で良い、悪い、を評価すれば良いのでしょうか?

 

患者様の視点では、見た目が白くて自然で綺麗であること、が大切なのではないかと思います。

また、違和感がない事、噛み合わせが適正である事、食べ物がつまりにくいこと、なども大切な要素ですね。

 

でも、一番大切なことは適合だと思います。適合とは歯にぴったりとあっていること。

つまり隙間や段差がないことです。

 

さて、これはどういうことでなのでしょうか?患者様はあまりピンとこないと思いますので、以下にご説明して行きますね。

 

LEE`S DENTAL CLINICでは根管治療の時だけではなく、検診やクラウンの適合チェック、セルフケアのチェックなどにもマイクロスコープを使用するようにしております。

そうすると、不適合なクラウンのマージン(辺縁部分)にはかならず歯垢(プラーク:細菌の膜のようなもの)がたっぷりついています。

歯のクリーニングをしていて歯垢(プラーク:細菌の膜のようなもの)の染め出しをおこなってみると、適合の悪いクラウンのまわりにはたっぷりとプラークがついていますし、そのせいで歯肉が炎症をおこしています。

お手入れが上手な方でも適合の悪いクラウンのところにはいつもプラークがついていて、うまくとれていないのです。

このプラークは細菌の塊のようなもので歯周病、虫歯の原因です。日々のセルフケアや歯のクリーニングで取り除いてあげないと、病気を呼び寄せます。

どんな風に、ついているか見てみましょう。

 

下の写真は保険治療の銀のクラウンの写真です。(部にプラークが停滞しています)

 

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かきだしてみると。。。

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こんなにごっそりとでてきます

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こんな状態で、2、3年も経過したらクラウンの内部で虫歯が進行したり歯周病が進行します。

 

もう一つ症例を見てみましょう。

 この保険治療の銀のクラウン、歯ぐきが退縮して歯の根の部分が露出しています(↓部

この歯ぐきの退縮自体は問題ではなく、加齢とともに起こりやすくなります。(ここを虫歯にしないようにお手入れする事はとても重要です!!この話はまた別の機会にします)

茶色くなっているのは虫歯ではなくて、着色です。プラークもこの部分にはついていません。この患者様は歯磨きが綺麗にできていらっしゃいます。

しかし!!! 赤い↓に注目です。ここにかなり大きな段差(でっぱり)があります。

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器具で探ってみると。。。。

こんなにたっぷりプラークがついています。クラウンの段差の下に住み着いていて、お手入れではうまく取れていないのです。。。

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もし、このクラウンにこんな段差がなければ、適切なお手入れでプラークはつかないはずです。

 

どうでしょうか、クラウンの適合って、歯の予防にとって本当に大切だと思いませんか?

クラウンと歯の間にはかならず境目があります。異なる素材同士なので、境目があることはしょうがないことです。

ただ、この境目がぴったりとあっていることが大切です。

隙間があったり、段差があるとそこにプラーク(細菌)がくっつきやすく、歯磨きやフロスでも取りにくくなります。

細菌がくっつきやすい環境ができると、虫歯や歯周病がおこりやすくなります。

 

下の写真は当院でのセラミッククラウン治療ですが、精密に作業をすすめても、型取り材料の変形や、

ラインのとり間違えなどで、少し隙間が出来てしまう時があります。(青→部)

このようなときは、もちろんやり直しております。

 

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下の2歯は両方ともセラミッククラウンです。このような仕上がりをめざして日々治療をしております。

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 このような適合の良いクラウンを作製するために、どういう治療をおこなっているかをホームページの精密治療のところで詳しくのところでご紹介しています。こちらも参考になさってくださいね

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