歯周病は歯を支える骨や歯肉の病気です

虫歯とはちがい、初期の頃は気づきにくく、歯肉の中で徐々に進行します。
細菌が主な原因で、骨が徐々に溶けます。歯のお手入れや生活習慣と大きくかかわります。
口臭がする、血がでる、歯がぐらぐらする、歯ぐきが腫れている、等が一般的な症状ですが、これらの症状は歯周病がかなり進行した状態でおこります。歯周病が進行した状態で治療をはじめても、溶けた骨はもとには戻りません。
それ以上進まないようにするのが歯周病の治療です。歯周病が進行しないよう、骨がなくならないように歯周病の検査で現状を把握し、日々のお手入れや歯科医院での定期的な検診とクリーニングで歯周病を予防する事が、最大の治療と言えます。

健康な歯のレントゲン写真と歯周病の歯のレントゲン写真の比較

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健康な状態では歯の根っこも、歯の骨のラインもきれいでくっきりしています。一方、歯周病の場合、骨のラインも不明瞭でがたがたしていています。青→の部分は歯周病で骨がとけています。

歯周病の原因は細菌汚れ ~歯石と歯垢(プラーク)の違い ~

歯石とは、お口の細菌と唾液中の石灰化成分がまざり石状に硬く歯にこびりついた状態のものです。
歯垢(プラーク)は、歯石の前段階で細菌と細菌産生成分がかたまり、ぬめぬめとして歯にくっついている状態で、こすると簡単に取り除けます。

歯石 

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歯石は歯周病の直接原因です。ざらざらしているので、歯垢もくっつきやすくなり、細菌が増えやすい悪循環の口内環境になります。
放置し、進行すると、歯肉の溝の中にも歯石ができます(縁下歯石)。

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縁下歯石の検出(▲部分)

縁下歯石の検出(部分)

歯肉の溝の中の歯石(縁下歯石)は、見おとされやすいため放置されるとどんどん歯周病が進行します。

重度の歯周病で抜歯をした歯とそのレントゲン写真

重度の歯周病で抜歯をした歯

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レントゲン写真(部分は歯石ががこびりついてギザギザしています)歯石の周りの骨が溶けているのがよくわかります。

歯垢(プラーク)

歯垢の段階では軟らかいので、こすると取り除けます。
歯垢が歯肉のきわに付着して、数日経過すると歯肉炎がおこり、さわるとすぐに出血します。
『血が出るところに細菌あり』、で出血は歯肉の炎症のサインです。
プラークコントロールが改善すると、出血はすぐにおさまります。

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毎日のセルフケアで取り除きたいのは、この歯垢(プラーク)です。セルフケアと定期的なクリーニングで歯周病予防、虫歯予防に努めることが理想です。